内容説明
黒人スラムと化した公営団地ダブル・デュースの路上で、十四歳の少女と赤ん坊が射殺された…。犯人と目される黒人少年メイジャーは住民の誰もが恐れるギャング団のリーダーで、ダブル・デュース一帯を牛耳っていた。その教区の黒人牧師に雇われたホークが事件の解決に乗り出すが、ホークはスペンサーに協力を求めてくる。ところが、ホークに恋人が現われ、TV局のプロデューサーである彼女がホークに同行して少年ギャング団の実態を取材しはじめたことから、ことは面倒になってきた…。兇暴な黒人少年ギャング団と渡り合う私立探偵スペンサーと相棒ホーク。最強コンビのぴたり息のあった活躍を痛快に描く、人気シリーズ第19弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タナー
20
スペンサー・シリーズはハードボイルドのシリーズものとしては珍しいと言って良いだろう、全40作もある。私自身覚えているだけでシリーズ全作二回は読んでいる。だからこれも勿論再読、三読めかもしれない。スペンサー・シリーズはやはり、ホークが堂場する作品が断然面白い。今作もまた然り。このシリーズはさらりと読めてしまうので、次何を読もうかとちょっと迷った時に読むには最適。何回読んでも楽しめるところが良いね。2025/02/17
負け猫
3
スペンサーとスーザンの関係より、スペンサーとホークの関係のほうが魂のレベルでの繋がりが強そうだ。2014/04/15
タナー
1
黒人のスラムと化した公営住宅団地ダブル・デュースで、14歳の少女とその娘である3か月の赤ん坊が射殺された。そこでは少年ギャング団が幅を利かせていて、教区の牧師がホークに相談を持ち掛けた。ホークから協力要請を受けたスペンサーは、殺人事件の調査とともに、団地内での秩序を回復させるべく、ホークとともに乗り込んでいく....。前作「晩秋」の中ではスペンサーの幼少期が語られているが、今作ではホークの少年時代の様子も少々描かれている。スペンサーとホークのコンビネイションがカッコいい!2014/02/03
ゆりっぺ
0
1998年8月25日