Hayakawa novels<br> ワトソン氏を殺す

Hayakawa novels
ワトソン氏を殺す

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  • サイズ B6判/ページ数 450p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784152077424
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

100年前のフロリダ―無法の辺境地帯。貧しい白人の入植者、黒人逃亡奴隷の子孫、インディアンなどが流れこむ混沌としたこの地に、謎の男エドガー・J・ワトソンはやって来た。マングローブの茂る湿地帯で他の入植者が苦闘している間に、ワトソンは有能な農園主としてたちまち頭角を現わす。しかし、一方では黒い噂が囁かれていた。一見して完壁な紳士である男が、なぜ地の果てまで流れて来て、肌身離さず銃を持ち歩いているのか?もしや、西部の名高いお尋ね者、人殺しのワトソンと同一人物ではないのか?そして、1910年10月24日、最大級のハリケーンが一帯を襲った後の静寂の中、惨劇は起こったのだった―。謎と伝説に満ちた実在の男エドガー・J・ワトソンが、綿密な調査と物語の凄まじいエネルギーによって、神話から蘇る。ナチュラリストとしても高名な著者が、息を呑む迫力のストーリーテリングで描き上げる、自然と人間の叙事詩。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月夜のコオロギ

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毎年この季節になると汗だらけになって読むことにしている本。やっと20世紀になる頃、お尋ね者とか食い詰めた白人が、原住民と自然を好き放題にしてあわよくば一旗あげようと夢見る辺境のフロリダが舞台。外見は申し分ない紳士、自称ビジネスマン、でも過去は血まみれというワトソン氏が主人公。彼について周囲の人々が語る。ちょうど今アメリカ東海岸を北上中のハリケーンと同じくらいのがやってくる頃に事件が・・・。2024/08/06

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