「新青年」の頃

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「新青年」の頃

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784152034984
  • NDC分類 051
  • Cコード C0095

内容説明

これは、書名の通り『「新青年」の頃』という時代の雑誌編集のありようを、その雑誌にいた私という男が、その経験を中心に書いたものである。ひたひたと軍国化が進む昭和初期。大学をビリで卒業の“不良”があろうことか憧れの雑誌「新青年」の編集部に入った。若き編集者の痛快、愛惜の奮闘記。

目次

その前に―おしまい人間のこと
これが編集部か?
こうして私は編集部員になった
編集小僧一年生
「マンガマン」
翻訳ものがたり
影の人たち
「武州公秘話」の秘話
「新青年」のスタイル
変る人・変った人
横溝さんのこと
“GO FOR BROKE”
一年十八か月
レイアウト
左様ならば…これでお別れしましょう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

timeturner

3
今ちょうどハマって読んでいる北村薫のベッキーさんシリーズと同じ時代背景にびっくり。それにしても「新青年」編集部のゆったりというか、やりたい放題の雰囲気には憧れてしまう。まあ、才能ある人たちが集まっていたからこそでしょうが。2014/04/23

はせ

1
昭和初期に全盛を迎えた雑誌、新青年の5代目編集長による自伝的エッセイ。新青年という雑誌と上塚貞雄という青年が、昭和をどのように駆け抜けたのか、少しライトで読みやすい文章で綴られる。著者はもちろん横溝正史や水谷隼らのエピソードも満載で、探偵小説好きにはたまらん一冊。小説からだけではわからない(いや恥ずかしながら積読してるだけで彼らの小説なんて読んだことすらないんだが)一面が垣間見れる。渡辺温のちょっとウルっとくるエピソードや、小栗虫太郎の顔に似合わぬ可愛らしいエピソードがちらっと載ってたりします。2017/01/22

8

0
博文館村は収穫。「新青年」のフランスコントが、実はヨコセイが書いていたとか、谷崎からの原稿を取りに行く話とか。乱歩の休眠期に編集なので、意外と話が少ないことも、状況証拠として面白い。2021/05/07

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