クジラと泳いだ子どもたち―「白鯨クラブ」の冒険旅行

ロワ，グザヴィエ〈Ｒｏｙ，Ｘａｖｉｅｒ〉【著】/ベカエール 直美【訳】

早川書房（1989/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 293p／高さ 20X14cm
• 商品コード 9784152034144
• NDC分類 956
• Cコード C0098

内容説明

１９８５年９月、フランスの１１歳から１６歳までの８人の子どもたちが、黒板のない学校〈白鯨クラブ〉の二艘のヨットに乗り、２人のリーダーの指導のもと、大西洋横断の旅にでた。目指すはハイチの北方１００キロにある広大なサンゴ礁、シルヴァー・バンク。生まれて初めての大洋航海に悪戦苦闘しながら、カナリア諸島、アンチル諸島をへて目的地についた子どもたちが目にしたものは、青く澄んだ海を自由に泳ぎまわる巨大なザトウクジラの群れだった。お仕着せの人生に不満をもち、ありきたりの学校教育になじめない子どもたちが、厳しいヨット航海、優しいザトウクジラとの触れあいを通して、強くたくましく成長していく様を生き生きと描いた感動のノンフイクション

目次

シルヴァー・バンク―クジラの歌う国
冒険は夜明けとともにはじまる
シルヴァー・バンク―クジラはぬいぐるみとはちがう
アメリカの発見
シルヴァー・バンク―耳でとらえたクジラ
旧世界への帰還

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[kamekiti-tv]

キャプテンから勧められた本。学校になじめないフランスのこどもたちが1年間のヨット航海の中で成長していく。キャプテン役を担った青年もまた成長する。船の上では「生きる」ということが自然にシンプルになるが、その1年を経て、今彼らがどう生きているのか。知りたい気がする。

2010/04/26