内容説明
監督との争い、数々の情事、息子たちへの愛―。意外な素顔を見せ驚くほどの卒直さで語った人生。
目次
炎の人ゴッホ
OK牧場の決斗
ヘル・ダグラス
わが友サム
ブライナ
スパルタカスの戦い
脱獄
5月の7日間
殺し屋ダグラス
カッコーの巣の上で
ダグラス大使
ダグラス将軍
ダグラス同志
映画
オリンピック
ダグラス監督
ファン
自由勲章
タフガイ
オルゴール
70
新年
感謝祭
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャンズ
1
彼の映画人生、俳優から監督へ移行した話が主に。映画界の人間関係が赤裸々に記されていて驚かされた。ユダヤ人であることが彼の考え方、行動を支配し、誰に対しても媚びを売らない毅然とした態度に好感が持てた。運動神経が素晴らしく、健康にも恵まれていた彼がペースメーカーを入れる手術をする。その時に遊び人であった彼が「長い年月を経て、育んできたものが結婚。満ち足りた気分」という。また大切な節目には必ず母を思い出す。ハチャメチャな人生を送っているようであるけれど、人間味あふれるカーク。2016/06/27
tekka
0
「戦後のドイツでは、ナチを見つけるなど不可能だった。私の知るかぎり、ドイツではヒットラーに票を投じた者は、ひとりもいなかった。ナチ党の思想を正しいと思った者も、ひとりたりといなかった。それでも、戦争中にはそういう人間が何百万といたはずなのだ。」 「それにつけても、私たちアメリカ人は、民主主義をよりよいものにするために闘うことをおろそかにして、共産主義と闘うことに時間をつぶしすぎているように私には思えてならない。」2020/03/17