内容説明
わが国初の画期的な出版「黒人文学全集」を編集した筆者。差別される側の文学への理解と考察を収める。
目次
黒人文学とは何か(黒人小説史;アメリカとアフリカ)
アメリカの黒人文学(黒人文学の転換;少数民族文学試論;黒人文学;黒人文学と現代人;暴動と黒人文学;反体制文学の担い手;『偉大なるM・C』;黒人の美学;『黒人のたましい』という作品)
アフリカの黒人文学(アフリカ文学の胎動;アフリカ文学;第三世界の文学;多民族社会の文学;ピーター・エイブラハムズ;テュテュオーラ『ジャングル放浪記』)
作家論(リチャード・ライト論;『アメリカの息子』について;『アウトサイダー』について;ラルフ・エリスンの立場;『見えない人間』について;ジェイムズ・ボールドウィン;ボールドウィンの作品4篇;『巷に名もなく』;性交を通じての愛と憎悪;ボールドウィンの回想記;ヒューズの黒人の歌;木島始著『誌 黒人 ジャズ』;死者にはほめ言葉を)