出版社内容情報
【目次】
内容説明
イスラム教徒の少女が殺された事件の捜査中、刑事イナヤは被害者の友人二人も失踪していたことを知る。なんと彼女たちの親は同じ食肉工場で働いており、そこは町を牛耳る白人至上主義者たちと癒着していた。やはり二つの事件はつながっている。そう確信したイナヤは、命令違反も辞さず捜査に踏み切る。バイカー集団の襲撃をはねのけ、工場の最奥でイナヤが見つけたあまりにも冷酷な真実とは。米各紙誌が絶賛のミステリ。
著者等紹介
国弘喜美代[クニヒロキミヨ]
大阪外国語大学外国語学部卒、翻訳家
カーン,オースマ・ゼハナト[カーン,オースマゼハナト] [Khan,Ausma Zehanat]
イギリス生まれ。現在はワシントンDCに在住。国際人権法の博士号を取得したのち、大学で国際法を教えた。2015年にThe Unquiet Deadで作家デビューし、2016年のバリー賞およびアーサー・エリス賞の最優秀新人賞を獲得。2022年刊行の『黒い滝』(本作)は《ニューヨーク・タイムズ》《ワシントン・ポスト》などで絶賛され、2023年ネロ・ウルフ賞の最終候補にもノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
練りようかん
21
POPきっかけ。主人公はイスラム教徒の女性警官で地域対策班に所属。コミュニティに詳しく被害者の顔を知っており、保安官たちが手をつけない事件を捜査。前半から主人公に対し侮蔑的な言動の連続で、母親の小言も息苦しい。真相背景がどんなに黒くとも今この状況だけで十分と思わせる重さだった。物語は三人称視点で主人公の上司の内面も描く。政治・宗教・ルーツ・難民、そして有力者と治安を守る者の腐敗した関係。社会問題が蜘蛛の巣状態なのだが、著者が好きな作家にあげたケイト・モートンの香りも感じる警察小説だった。2026/06/08
み
20
下巻になり慣れたのかも。宗教、人種、難民、移民絡みの盛り沢山。ちと読み疲れるお話でした。女子たちのキャラは好みでした(^^)2026/08/18
さみ
1
上巻はわりと幸先良いスタートで、これは期待できるか?と思ったものの、案の定下巻で失速。ミステリ部分がちょっとお粗末なので、そこに辿り着くまでのプロセスがまどろっこしい。しかしキャラクターの魅力は失せず、姉妹のために行動するイナヤ、チャーミングで機転の利くキャットなど女性陣がとてもいい。とはいえ恋愛要素を匂わせると一気にチープ感が増してしまうのが残念な気も。プラトニックなバディとして描いたらもっと光りそうなのにな。ちょっと歯切れ悪くも読了。海外ミステリでは久々ヒット。2026/04/25
たけのうみ
1
22026/04/20
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