ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 鑑識写真係リタとうるさい幽霊

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ハヤカワ・ミステリ文庫
鑑識写真係リタとうるさい幽霊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151861512
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

警察所属の写真家リタは霊能力の持ち主だ。事故現場を撮影中、自分は殺されたと主張する被害者の霊に殺人犯への復讐を強いられ……

内容説明

アルバカーキ警察鑑識課写真係のリタは、生まれながらに幽霊が見えた。そのために孤立し、故郷のナバホ居留地を去った苦い過去を持つ。一方、霊能力は仕事に役立つ面も。幽霊は時折、他の鑑識官が気付かない手がかりを示してくれるのだ。ある日リタが交通事故現場の撮影を始めると、自分は殺されたと主張する被害者の霊アーマが現れた。四六時中つきまとわれ、殺人犯への復讐を強いられたリタは独自に事件を追うことに!

著者等紹介

エマーソン,ラモーナ[エマーソン,ラモーナ] [Emerson,Ramona]
作家、映画製作者。ニューメキシコ州トハッチー出身。ニューメキシコ大学でメディア芸術の学士号を、IAIA(アメリカンインディアン美術研究所)で文芸創作の修士号を取得。ニューメキシコ州アルバカーキ市警や民間会社でカメラマンとして16年間犯罪現場を記録した後、小説家デビュー。本書が第一作。同作はアメリカ探偵作家クラブ賞や全米図書賞の候補となり、レフティ賞最優秀新人賞を受賞した

中谷友紀子[ナカタニユキコ]
京都大学法学部卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

73
かなり詳細な原型をとどめない殺人現場。警察の鑑識写真係として仕事をして5年目のリタの視点から物語は始まる。幼い頃から幽霊が見えるリタは、自分は殺されたと主張する強力な幽霊アーマに翻弄される。殺人事件と幽霊、もう一つにリタはメキシコのナバホ居留地の出身という設定。作者自身がナバホ族だという事もあり信仰や暮らしぶり人間関係はリアルに描かれていてそちらにも驚かされる。読み終わると、見えないはずのものが見えたら楽しいなんて事はもう言えない【2023年レフティ賞最優秀新人賞受賞】(エドガー賞最優秀新人賞最終候補作)2024/06/26

たま

56
ナバホ族の居留地で祖母に育てられたリタはアルバカーキ市警の鑑識写真係で死者の霊が見え話すこともできる。リタの子ども時代の思い出と現在の事件現場が交互に語られる構成で、子ども時代の思い出-赤ちゃんの時にあやしてくれた光とか祖母が写真を撮ってくれた時に出現した笑顔の祖父とか-が魅力的で引き込まれて読んだ。ただ幽霊たちにせっつかれ連続殺人事件を解明するミステリ部分は素人っぽい書きぶりやリタの性格の頼りなさが気になった。それでもいろんな賞にノミネートされているそうな。三部作らしいが次も翻訳されるだろうか。2024/10/08

タツ フカガワ

48
ナバホ族の居留地で育ったリタは鑑識課の写真係り。ただ彼女は霊能力者でもあった。先日高速道路でずたずたに引き裂かれた轢死死体を撮ったが、その犠牲者アーマの霊が出てきて、リタに自分は殺されたといい、真相を明らかにして欲しいと付きまとう。この謎解きを本線に、リタの生い立ちを“写真”という表現を絡めて祖母、母との家族ドラマが交互に描かれる構成で、後者のドラマがとても読み応えがあった。とくにリタと祖母の絆には何度か目が潤みました。いずれ再読するだろう一冊かも。2025/01/26

ヘラジカ

43
簡単に言ってしまえばオカルト・ミステリーなのだが、ただのエンタメには終わらない。先住民族のルーツや”個性”によって齎された複雑な生育・家庭環境が事件と並走して語られており、高いリーダビリティの割には重厚感も兼ね備えている高品質なマイノリティ文学作品という印象だ。表紙や邦題のコミカルなトーンとは著しく乖離しているのでこれから手に取る人は注意が必要。「全米図書賞候補作」という肩書からも分かる通りかなり読み応えを持った小説である。個人的にはエンタメとしても文句なしにとても面白い作品だった。2024/06/19

空猫

28
題名通り、幽霊が見える鑑識写真係のリタが主人公のミステリ。漫画のような設定だが、家族や友人、上司との関わりと成長、そして恋に、ナホバ族(インディアン)への偏見などあり、シリアスな内容だった。悪くはないがそれ程良くもなく。登場人物たちに好感が持てないし。 三部作らしいのだが、やはりこの世に未練を残した幽霊にこき使われて行くのだろうか。「世界一不運な探偵、葉村晶」のギャグなしでスピリチュアル版 といった処か。2025/01/15

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