ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 捜索者

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ハヤカワ・ミステリ文庫
捜索者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 688p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151850011
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

アイルランドの村に移住してきた元警官は消えた青年を捜すが――緻密な描写で年間ベストミステリに多数入選した重厚なる犯罪小説

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1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

130
長い物語だがだれることなく一気に読んだ。静かな雰囲気の作品で、内容も非常に充実していた。主人公はアメリカのシカゴで刑事をしていたが、妻と離婚して警察も退職し、単身アイルランドへ移住してきたカル。序盤のあるところでトレイという子どもと知り合い、行方不明の兄を捜して欲しいと依頼を受ける。最初は断るが、結局依頼を受ける事になる。この話が本作の一つの柱。その他にもカルがこの土地にやってきた事情などが語られ、楽しむ事ができた。全体を通し、人物造詣が秀でていて自然描写も美しい。近来読んだ翻訳小説では一番の出来。2022/06/18

buchipanda3

124
美しい自然の濃厚な空気に包まれるアイルランド西部に移住してきたカル。よそ者である彼に人捜しの依頼が舞い込む…。カルのハードボイルドぶりも良かったが、親子ほど年が違うトレイと彼のやり取りが良い。二人とも大事な人の喪失という憂き目に自分を見失いかけ、それを互いに補うかのように心を通わせていく。その様子が丁寧に描かれ、味わい深いミステリに仕上げられていた。カルが未熟なトレイに狩りの意義やモラルの持ち方を教える姿が印象的。それは彼自身に向けた話でもあった。彼の娘の言葉と共に彼は自分の人生の規範を取り戻したのだ。2023/01/06

まこみや

121
失踪した人物を探して欲しいという発端はハードボイルドの定番だ。本書もその類のミステリかと思いきや、ミステリというよりも失踪者を巡る普通のノヴェルとして楽しんだ。根幹のテーマは擬似“親子”の物語だ。実父が不在のトレイは、父代わりの失踪した兄を捜すことをカルに依頼する。一方カルも娘と妻に去られたことで、「父親」として失格だったという心の傷を負っている。カルはトレイの依頼を引き受け、その支えとなろうとする。トレイはカルに「父」を見出し、カルはトレイを「子」として導こうとする。それが二人の再生につながるのである。2022/12/23

kaoru

116
シカゴで警官をしていた48歳のカルは美しい自然に惹かれアイルランドの片田舎に引っ越してきた。だがある子供が失踪した兄の秘密を探って欲しいと頼みに来る。閉鎖的な人間関係とドラッグや暴力の影のなか、カルは事件の真相を突き止める。700ページ近い大作だが事件よりもトレイとカル、地元の女性レナとの心の交流に重きが置かれている。善悪の区別が限りなく曖昧な現代社会で自分なりの規範を持ち続けようとするカルが、トレイやレナ、娘のアリッサとの絆を深めていく過程に幾分心が和らいだが、田舎のコミュニティの難しさや現代の害悪が→2022/08/20

どんぐり

107
「本の雑誌」が選ぶ2022年度文庫ベスト10の堂々第1位。シカゴからアイルランドの小さな村に住み始めた元刑事が、兄が消えたという少年の頼みごとに家の改修の手伝いを条件に聞き入れ、村人たちには内緒で調査を始める。はじめは少年だと思っていた子どもが少女であること、少女の一家が村人から疎まれ孤立していることを明かされ、その兄が麻薬がらみのもめ事に巻き込まれたことを知る。少女との絆が深まるにつれ、元刑事の物語は、映画の「レオン」や「マイボディーガード」のような少女を守る大人の様相を帯びる。2022/12/08

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