出版社内容情報
英国全土で連続狙撃事件が発生。犠牲者は17人にのぼるも犯人の手がかりはなく、ポーとティリーは国家犯罪対策庁に呼び戻されるが
【目次】
内容説明
捜査の末、ポーは連続狙撃犯の正体と目的にたどり着くも、その行方は依然としてつかめなかった。そしてポーたちの健闘むなしく犠牲者は増え続け、相棒のブラッドショーまでもが犯人の標的にされてしまう。かつてない窮地に追い込まれたポーは、自身と因縁深いある医師に協力を依頼する。神出鬼没の犯人を捕まえるため、ポーたちが打った一世一代の大仕掛けとは?シリーズ史上最大規模の事件。予測不能の決着を見逃すな。
著者等紹介
クレイヴン,M.W.[クレイヴン,M.W.] [Craven,M.W.]
イギリス・カンブリア州出身の作家。軍隊、保護観察官の職を経て2015年に作家デビュー。2018年に発表した『ストーンサークルの殺人』で、英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールド・ダガーを受賞した
東野さやか[ヒガシノサヤカ]
上智大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
188
(承前)豪雨で家に閉じ込められるのならばと、半日かけて上下巻6百頁を一気読みした。さすがに脳に汗をかいたが、疲労を覚えないストーリーテリングの巧みさは圧倒的。捜査班と狙撃犯が互いに敵の出方を読み合い、一方が罠を仕掛けると相手は容赦なく反撃するなど熾烈な攻防が展開する。また犯人のヒントを得るためポーとドクター・ラングが対面するシーンは、『羊たちの沈黙』におけるクラリスとレクター博士へのオマージュか。最後は仲間に支援されたポーが単独犯の殺人者を罠にかけティリーも無事戻るが、彼らの新しい未来が楽しみでならない。2026/09/21
タツ フカガワ
123
連続狙撃殺人事件の犯人に辿り着いたものの、それでも犯人は捜査陣の裏をかき犯行を続けていく。20人目の犠牲者は捜査を指揮するロンドン警視庁のメイザーズ警視長、そして次のターゲットになったのがブラッドショーだった。頭脳明晰で残忍さと加虐性、復讐心と憎悪が犯行の原資のような犯人とポーとの対決が面白い下巻は、上巻に倍するテンポで読了。まさか次作はポー&ブラッドショーの探偵物語になるのかしらん。ひょっとしてそれも面白いかも。2026/09/14
ちょろこ
101
たどり着いた下巻の一冊。捜査がすすみ、たどり着いた狙撃犯の正体。そしてその目的がわかってみると唖然。かなりの危険人物間違いなしなのに容易には行方が掴めない。チーム・ポーはどんな作戦を練るのか…相変わらずテンポよく惹き込まれる章仕立てがいい。前巻で深く関わりのあった登場人物がポーを動かしていく展開は嫌でもドキドキした。予測難しい犯人をどう捕えるか、さすがのチームワークが今回も光る。正直エンタメ度は普通だったけど、ポーを知り尽くしているからこその周りの温かさ、ティリーとの絆、たどり着いた次なるステップに満足。2026/10/02
ナミのママ
80
〈ワシントン・ポー〉シリーズ7作目。上巻の始まりも衝撃的だったけど、下巻の最後もインパクトが強い。次への期待の持たせ方としては面白い。が、シリーズの今までの事件に比べると、仕掛けは大きいが謎解きが苦しい気がした。むしろ今回はポーの人間性が強く現れていてた。私生活についても、生き方についても、それはそれで深みが感じられて好き。次作からシリーズは少しずつ変化していくのだろうか。2026/08/25
yukaring
72
前作の衝撃的なラストからの重大犯罪分析課の再始動。これはもうテンションが上るしかない。そして今回も期待を裏切らない面白さに読み終わるのが勿体ないほど。英国で17人が狙撃される事件が起こるが、被害者達に共通点はなく一切手がかりはない。難渋した政府は最後の切り札としてポー達を招集。ポー、ティリー、フリンは早速事件の法則を見つけるのだが狡猾な狙撃犯によりポーは窮地に立たされ、一世一代の大仕掛けを行う事になる…。シリーズ最大の事件と悪魔的な犯人。そして迎える驚きの結末と新たな展開への布石。今から続きが待ち遠しい。2026/09/29




