出版社内容情報
リスベット・サランデルは姿を消していた。だが、ミカエルには彼女を再び探す理由が……。世界を揺るがせた六部作、ここに終幕!
内容説明
ストックホルムの公園で、身元不明の男の死体が発見された。そのズボンのポケットにはミカエルの電話番号が書かれた紙切れがあった。法医学者から知らせを受けたとき、ミカエルは聞き流したが、他殺の可能性があると聞いて男の素性を調べ始める。生前、男は国防大臣について騒いでいたというが…。そのころリスベットはロシアで双子の妹カミラを追っていた。今世紀最高のミステリ・シリーズ、ついにクライマックスへ!
著者等紹介
ラーゲルクランツ,ダヴィド[ラーゲルクランツ,ダヴィド] [Lagercrantz,David]
スウェーデンのジャーナリスト、作家。1962年生まれ。ストックホルム在住。大学で哲学と宗教を学んだ後、ジャーナリスト養成学校に通う。1993年までタブロイド紙『エクスプレッセン』の記者として活躍したが、作家に転身し、1997年にスウェーデンの登山家の伝記G¨oran Kropp 8000 plusでデビューした。現在までノンフィクション4作と小説8作を発表している
ヘレンハルメ美穂[ヘレンハルメミホ]
国際基督教大学卒、パリ第三大学修士課程修了、スウェーデン語翻訳家
久山葉子[クヤマヨウコ]
神戸女学院大学卒、スウェーデン語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiseiok
44
文庫化早っ。ハヤカワさんGJです。カミラとの最終決戦へのプロセスと、ミカエルの抱えた事件の謎解きのアシスト。リスベットのスーパーハッカーぶりが際立ちますな。故ラーソン氏のオリジナルに比べて、モテモテミカエル君のビッチっぷりは相変わらず(笑)だけど、リスベットはやっぱりちょっと大人しいかなぁ。キャラのエッジが鈍いので、結果的にストーリーの抑揚が少なく、ぐいぐい感に欠ける気が。作品に作者の個性が反映されるのだとすれば、サーガを引き継いだラーゲルクランツさんが常識人すぎるのかも。うむ下巻での怒涛の展開に期待だ!2021/03/02
kawa
29
4年ぶりの「ミレニアム」。お馴染みの登場人物、舞台はストックホルム、モスクワ、意表のネパールと。広がる物語の回収如何に、期待の下巻へ。2022/03/18
T. Mu
12
いよいよ、シリーズ最終作❗️ラーソンからミレニアムシリーズを引き継いだラーゲルクランツが、どう物語をまとめていくのか下巻も楽しみだなぁ🎵2021/02/23
みこと
9
4、5よりは面白くなりそう。でもどうしてもリスベットやミカエルの別人感は拭えないな。別人が書いてるから仕方ないけども。とりあえずは下巻に進む。2022/02/13
やまだかおり
4
リスベット対カミラ。どうなるのか。 ホームレスのおじさんの謎、どうなるのか。 下巻で終わりなんて信じられない。どう終わるのか。2023/06/04