ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 紳士と猟犬

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ハヤカワ・ミステリ文庫
紳士と猟犬

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151826016
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

インドで消息を絶った英国の詩人を探すため、軍人エイヴリーは謎の?探偵?とともに盗賊の跋扈する奥地と向かう。MWA長篇賞候補

M・J・カーター[カーター エム ジェイ]

高山 真由美[タカヤマ マユミ]

内容説明

イギリスの支配下にある19世紀インド。上官に呼び出された軍人エイヴリーは、奥地で姿を消した詩人の行方を捜すよう命じられる。この任務に同行するのは“ブラッドハウンド”と呼ばれる謎の男ブレイク。反りが合わないながらも旅に出たふたりを大いなる陰謀と冒険が待ち受ける!密林の中にひそむのは、虎か!象か!盗賊か!アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞&英国推理作家協会新人賞W候補の歴史ミステリ。

著者等紹介

カーター,M.J.[カーター,M.J.] [Carter,M.J.]
ジャーナリストとしての仕事を経てノンフイクションAnthony Blunt(2001)で作家デビュー。その後2014年に初のミステリー作品である『紳士と猟犬』を発表し、英国推理作家協会(CWA)賞新人賞候補およびアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞の候補となった

高山真由美[タカヤママユミ]
1970年生まれ、青山学院大学文学部卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

158
原題は「the strangler vine」(締め殺しの木と訳されている) 確かにこの描写が本文で出てきた時からトーンが変わったように思え、印象深く残っていた。何が何に絡みついて絞め殺すのかを考えると、色々と思い当たる。舞台はヴィクトリア朝最初の年のインド。阿片戦争の頃だ。東インド会社についてのほのめかしの前書きもうまい。解説にて作者がまだ若い女性だと知り驚いた。このシリーズで二作目もでているらしい。この二人に再会できるのは嬉しいな。大英帝国の闇の部分をミステリをまじえてうまく描いた良作。2017/06/09

nuit

113
最高におもしろかった!19世紀初頭ヴィクトリア女王即位の年、イギリス統治下のインドが舞台の歴史冒険活劇!これでもかとみっちりと当時のインドの情景が描かれており、インドの歴史に詳しくなくても一気にのめり込みました。登場人物も良い。東インド会社に所属する若い青年中尉とブラッドハウンドと呼ばれる謎の男と反りの合わない二人が、冒険の過程である強盗殺戮集団ザグの正体や藩王国の後継者争い、東インド会社とインドの大いなる陰謀に巻き込まれながらもお互いを理解し合い信頼を築いて行く様子など読んでいて実に魅力ある作品でした。2017/08/13

sin

82
まだ青臭い軍人と、得体の知れない探偵が詩人を探してインド亜大陸を横断する!その単調な強行軍の有り様をモノローグする青年将校の無知が、周りからの放置と相まって読み手に苦難を強いるが、後半にかけての動きは正に冒険小説!危機一髪の連続…創られたカルト集団の歴史、異文化を未開と決めつけて利潤の為に蝕む先進国の本音等、楽しませてくれる!聞けば続編があるらしく、そのまるでホームズへのパスティーシュのような設定が興味深く楽しみである。2018/05/24

NAO

76
【戌年に犬の本】射撃の名手だが人を信じすぎ短慮なエイブリーと、「ブラッドハウンド」と呼ばれ「探偵」と自称するブレイクの人探しの旅。バディ物の冒険譚だが、イギリス統治下インドの状況がかなりしっかり描かれた歴史小説でもある。原題の「Strangler Vine」(他の木に巻き付き相手を絞め殺すようにしながら成長する植物の総称「絞め殺しの木」)の重みを感じる。作者にとっては、ブレイクは、キプリングの『少年キム』の「大人になったキム」なのではないだろうか、と思った。「猟犬」は探偵ブレイクの暗示で、犬は出てこない。2018/05/10

Panzer Leader

71
「第103回海外作品読書会」大英帝国の先兵たる東インド会社の統治するインドを舞台にした歴史冒険ミステリー。若くて未熟な軍人エイブリーと現地に溶け込んだ海千山千の探偵ブレイクが行方不明の詩人の探索を命令され、火と油の様な取り合わせの二人が旅が進んで行くにつれ友情を育んでいくバディ物の王道でもある。大国の身勝手な統治の理不尽さを非難しつつ、全くのフィクションではなく歴史的事実も巧みに融合し、さらに深い陰謀に巻き込まれていく描き方が素晴らしい。無条件で続作が読みたくなる傑作。2018/02/13

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