ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 三人目のわたし

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ハヤカワ・ミステリ文庫
三人目のわたし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151825019
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

女は家族を突然捨てて、別の人生を探し始める。なぜそんな行動に? 秘密は彼女の双子の妹にあるのか? 衝撃の心理サスペンス!

ティナ・セスキス[セスキス ティナ]

青木 千鶴[アオキ チヅル]

内容説明

エミリーはすべてを捨て家を出た。愛する夫ベン、可愛いチャーリー、幸せいっぱいのわが家…そして、自分の分身である双子の妹キャロラインも。エミリーは「もう一人のわたし」としてシェアハウスで新しい人生をはじめるが、過去のある事件が彼女を苛みつづける。なぜ、エミリーは家族を捨てたのか?問題児であるキャロラインのせい?しだいに明らかになる家族の闇と驚きの真実―。注目作家の衝撃デビュー・サスペンス。

著者等紹介

セスキス,ティナ[セスキス,ティナ] [Seskis,Tina]
イギリスの作家。イングランド南岸のハンプシャーで育つ。バース大学でビジネスを学んだ後、20年にわたりマーケティングや広告の仕事をしてきた

青木千鶴[アオキチズル]
白百合女子大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

69
この作品はミステリー・サスペンス小説であるが、その前に孤独な女性の物語でもあると思った。主人公、エミリーがすべてを捨てて家を出るところから始まる。読み始めて序盤は情景描写が散漫で、話に集中できず退屈だった。登場人物は多くはないが、この人たちが曲者ぞろい。ストーリーが進むにつれ、人との係わりが増え段々面白くなってきた。この接触が一種のトラップとも思えるような描写でこの先何かある、と思われるシーンが続く。終盤には「実は・・」というような展開が待っていて、それなりに読ませる作品だった。2017/03/27

ゆかーん

64
心臓のバクバクが鳴り止みません!主人公のエミリーに感情移入しすぎて、途中で叫び出したくなりました!愛する夫を捨て、幸せから拒絶するかのように、第二の人生を歩み始めたエミリー。彼女は何故全てを捨て去ったのでしょう…?そこには壮絶な人生が隠されていました。ミステリーだとばかり思っていた前半ですが、事の真相が明らかになった後半で、彼女の悲しみに打ちひしがれました…。これから結婚する人や、今結婚して幸せな人には、お勧めしたい作品です。エミリーを覆っている苦悶と自責の念に、私の心も荒んでしまいそうになりました。2017/06/18

momi

42
帯の「あなたもきっと騙される」にひかれ懲りずに購入!女は家族を捨て失踪する。過去から解き放たれ誰にも見つけ出せない場所で別の人生を生きようとする。女は何故そのような行動にでてしまったのか!問題は双子の妹にあるのか!しだいに明らかになる家族の闇!「あの日、何が起きたのか…」そこを知りたくて誰もがきっと一気読みをしてしまうでしょう。衝撃ってことはないけれど、ラストにむけて小さなエッ!の連続でした。心理サスペンスだったけれど…こんな騙され方もあるんだなって!ふふふ…。作家が読者に仕掛けた罠デビュー作だそうです!2017/01/31

ほちょこ

24
サスペンスですか?うーむ。どうなんだろうか。主人公のひとりよがりがもたらした騒動の一部始終、という感が否めない。2017/04/20

はな

20
家族から何からすべてを捨て、第2の人生を歩むことを決めたエミリー。なぜそうしなければならなかったのかが気になり、読み進めるんだけど、視点+時系列の入れ替わりが激しくてなかなか集中できず。読了後どっと疲れが。もっとコンパクトな長さでも良かったかなぁ。2017/10/21

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