ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 死刑囚

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ハヤカワ・ミステリ文庫
死刑囚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151821554
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C0197

出版社内容情報

スウェーデンで逮捕されたその男は、アメリカで六年前に死んだはずの死刑囚だった!? 大好評、グレーンス警部シリーズ第三弾。

アンデシュ・ルースルンド[ルースルンド アンデシュ]
著・文・その他

ベリエ・ヘルストレム[ヘルストレム ベリエ]
著・文・その他

ヘレンハルメ 美穂[ヘレンハルメ ミホ]
翻訳

内容説明

ジョンと名乗るカナダ籍の男がスウェーデンで暴力沙汰を起こして逮捕された。グレーンス警部らの捜査で、ジョンの国籍は偽造されたものだと判明。さらに彼の正体は米国の死刑囚なのではないかという疑惑が浮かぶ。だがその囚人は、数年前に刑務所で命を落としたはずだった―ありふれた傷害事件は各国政府を巻き込む大問題へと変貌する。ジョンを待つ運命とは?極限状況から人間の罪と罰に迫る警察小説シリーズ第三作。

著者等紹介

ルースルンド,アンデシュ[ルースルンド,アンデシュ] [Roslund,Anders]
スウェーデンの作家。1961年生まれ。ジャーナリストとしての活動を経て、ベリエ・ヘルストレムとの共著である『制裁』で2004年に推理作家デビュー。北欧ミステリの最高峰である「ガラスの鍵」賞を受賞した。『三秒間の死角』(2009年)で英国推理作家協会(CWA)賞インターナショナル・ダガー賞を受賞したほか、日本では『熊と踊れ』(2014年、ステファン・トゥンベリとの共著)で『このミステリーがすごい!』、「ミステリが読みたい!」などの年間ミステリランキング一位を獲得するなど、国際的に高い評価を得ている

ヘルストレム,ベリエ[ヘルストレム,ベリエ] [Hellstr¨om,B¨orge]
スウェーデンの作家・評論家。1957年生まれ。かつて服役囚だった自身の経験から、犯罪防止団体を設立。取材に訪れたルースルンドと出会い、『制裁』を共著して推理作家としてデビューした

ヘレンハルメ美穂[ヘレンハルメミホ]
国際基督教大学卒、パリ第三大学修士課程修了、スウェーデン語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ずっきん

83
アメリカで獄中死したはずの死刑囚が、スウェーデンで傷害事件を起こし逮捕される。無罪を訴える男と被害者の遺族。家族。刑務官。死刑制度の危うさと、それが引き起こす悲劇と狂気を描き出す。作風を把握してるつもりでそれなりに覚悟はしていたが、さらなるパンチを食らい、放心してしまった。語弊のある言い方だが、非常に面白かった。前二作に比べて物語としての技量が格段に上がっていると思う。叩きのめし、絶望をもたらすだけでなく、もっと知らなければと促す、社会派小説の真骨頂。2022/06/27

のぶ

73
この小説、テーマは死刑制度についてなのだが、地理や時間、人物の設定が入り組んでいて物語に入り込むのに時間を要した。ジョンという男がスウェーデンで暴力沙汰を起こし逮捕された。しかしジョンはアメリカの死刑囚ではないかとの疑惑が浮かぶ。スウェーデンには死刑制度がなく、舞台はアメリカのオハイオとの間を行き来する。終盤は死刑囚のジョンの執行へのタイムリミットサスペンスで盛り上がるが、ここに至るまで上記の理由で、登場人物への感情移入が難しく、プロットの複雑さと合わせて十分に楽しめたとは言い難かった一冊だった。2018/06/17

NAO

64
6年前にアメリカの死刑囚監房で死んだはずの元死刑囚が冬のストックホルムで逮捕された。過去、現在、と入り乱れて描かれているが、ジョンという人物が別々の場所に登場した時点で話の展開は想像がつく。それでも、ジョンに何があったのかがわかると、何ともいえない重さと不気味さに戦慄が走る。この作品のテーマは死刑制度の是非。スウェーデンには死刑制度がなく作者も反対派だと分かるが、この結末はグロテスクともいえ、真犯人の行動は理解の範疇を越えている。死刑反対派も、賛成派と変わらないぐらい狂気じみているのは何を意味するのか。2023/04/23

巨峰

52
重かったが、傑作だと思う。でも、最後のおちみたいなところはいらなかったかも。重いまま終わった方がもっと傑作になっていた。まあそれではミステリではなくなるのかもしれないけれど・・・。被害者の遺族に対する目線の冷たさは、日本とは違う違和感を感じました。2021/04/09

*maru*

43
シリーズ3作目。始まりは、ありふれた傷害事件に見えた。暴行容疑で逮捕された男の過去。死刑制度の是非や有無。国家が行うか、個人が自らの手を汚すのか。私刑とはまた意味合いが違うけれど、ある人物の行動をまったく理解できなかった。その時を待つ者たちの息づかいを感じながら迎えたトラウマレベルのエンディングに阿鼻叫喚。さすがバッドエンドの帝王だ。死刑囚は、その時何を思ったのか。残された人たちは、この結末をどう受け止めて生きていくのか。とてつもなくベビーな内容だからこそ、ヨーナスの無垢な疑問が涙を誘う。2019/05/14

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