出版社内容情報
凍てつくサンドハムン島で少女の片腕が発見される。謎めく事件に幼馴染みコンビが挑む
内容説明
その夜、リーナは帰ってこなかった…友人の家を訪ねた夜、自転車で帰宅の途に着いた少女はそのまま忽然と消えてしまった。サンドハムン島内を隈なく捜索した警察もまったく手がかりを発見できず、彼女は家出か自殺を図って海へ漕ぎ出したのではないかと推測された。だが三カ月後、森で遊ぶ子供たちが発見したものは…厳寒の地と化したサンドハムン島で起きた悲劇。刑事と法律家の幼馴染みコンビが、またも挑む難事件。
著者等紹介
ステン,ヴィヴェカ[ステン,ヴィヴェカ] [Sten,Viveca]
Post Nord(スウェーデンとデンマークの郵便会社)の法律顧問をつとめるなど、成功したキャリアウーマン。1959年ストックホルム郊外の生まれ。ストックホルム大学とストックホルム商科大学を卒業後、多くの企業で法務関係の仕事に携わり、法律書も執筆した。現在も夫と三人の子供と共にストックホルム郊外に在住。2008年に『静かな水のなかで』でミステリ作家デビュー
三谷武司[ミタニタケシ]
1977年生、東京大学大学院人文社会系研究科単位取得満期退学、東京大学大学院情報学環准教授、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
19
シリーズ3作目で、この後は翻訳されてないなんて(/_;)このエンディング、トーマスもノラもどうなるのか、気になるわ。一作目に手を出さなきゃ良かったかも。2025/03/10
Masa
12
読了。早川版カミラ・レックバリ認定のヴィヴェカ・ステン。今回はそれが顕著というか、もうなんだかなぁと。面白いんですけどね、やっぱり引きが弱い印象です。例によってミステリはオマケ。それにしてもこの終わり方で翻訳刊行ストップって、いくらなんでもひどくないですかね? まだストップしていないのかな? いやぁ、続き読みたいです。どうなったのかすごく気になる。Netflixとかでドラマ化とかでもいいから、どうにかして追いたいなぁ。2018/09/21
熊猫
8
過去と現在の物語が交錯する構成もそれが語る物語も決して目新しくはないのだけれど、どうしてこのシリーズには暗さがないのだろうか? 真冬の北欧の群島が舞台なのに、寒さをほとんど感じさせないところと言い、他の北欧の作家たちと一風変わっているように思える。 物語云々ではなくて、それがこの作家の個性なのだとしたら、ページの先に待っている陰惨な事件に身構えることなく本を開けるありがたい作家の一人だ。 そしてソープオペラのような引き。 続きが気になってしょうがない。2014/05/07
mercury
7
現在と過去の物語が縄をなうように語られる。過去は苦痛に満ちた辛い物語だが、現在はまだ希望がある。 エネミーだったノラの再生やトーマスの犯罪とは関係ない物語も面白い。早く次を翻訳して!2014/05/07
春夏秋
6
3作目まで待ったが、全作翻訳されてから読めばよかった。こんな終わり方では続きが気になって仕方ないではないか。早く次作を!2014/03/24
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