出版社内容情報
すべてを失ったどん底の刑事。資産家の自殺事件に遭遇し、起死回生の大バクチを打つが
内容説明
人間、追い詰められれば妙案が浮かぶものだ。ギャンブルに取り憑かれて借金を重ねた刑事ニック。とうとう住む場所も失い、所持金も底をついた。もはやこれまでと覚悟を決めたとき、高級住宅地に一人住まいの金持ちが行方不明との一報が入る。担当をゲットしたニックは、要領よく金持ちの留守邸で寝泊まりするうち、彼に隠し財産があることを嗅ぎつける…事件を追いつつ、横領計画を進める、前代未聞の怪ヒーロー現わる。
著者等紹介
ハリス，オリヴァー［ハリス，オリヴァー］ ［Ｈａｒｒｉｓ，Ｏｌｉｖｅｒ］
１９７８年北ロンドンの生まれ。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、イースト・アングリア大学卒。衣料倉庫や広告会社などで働き、現在は帝国戦争博物館の文書館に勤務しつつ、書評なども手がけている。２０１１年発表の『バッドタイム・ブルース』が作家デビュー作
府川由美恵［フカワユミエ］
１９６６年生、１９９７年明星大学教育通信部卒、英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
25
厚さにひるんだものの一気読み^ ^楽しみました。ジャケからは、中身のワクワクハラハラ感が、全く感じられないのが残念なり。この一作しか翻訳されてないようですね…。もったいない。2022/04/24
ハレ
12
ギャンブルで借金漬け。金も底をつき住む家も追い出され、せっぱ詰まった刑事ニックは運よく？行方不明になった男の豪邸に住みつく。表紙の絵はマンガで６００頁超！どれだけ楽しませてくれるのかしらと期待して読み始めたが、、、ニックは頭は切れるがただの犯罪者だし、登場人物は多すぎる。そして話が面白くなければ６００頁は長いわ！いつも溢れ出る言葉を２５５文字にまとめて感想レビューを書いている読メのメンバーさんならきっと３００頁くらいに収められるなとため息ついて本を閉じた。作者のハリスさん辛口レビューでごめんなさいね。 2025/02/14
shibatay
11
これはすごい、というか、すさまじい作品。主人公が破天荒過ぎて唖然とする。なのに読んでいてとにかく楽しい。一気読みでした。2017/03/20
きゆすやいかさ
7
本どっかで失くした！まあ、あんまりいい本でも無かった様な。2022/04/12
ハルト
6
読了：○ 刑事クライムもの。悪徳警官が目論見はずしながら事件を解決していく皮肉さがいい。ふてぶてしさにとぼけた感じがあり癖のある味わい。2013/08/16
