出版社内容情報
情報部にリクルートされた主婦、プロのボディガード、長年奉職した警察を退いた私立探偵。三人が直面するそれぞれ事件は意外きわまる構図を描き出す。南アフリカから新たな鬼才登場
内容説明
夫と息子の横暴に耐えきれずに家出した主婦のミラは、職を求めるうちに情報部の事務職に採用される。そんなミラは、偶然の出来事からイスラム過激派と犯罪組織の関係する陰謀に巻き込まれる…腕利きボディガードのレマーは、ある農場主からの奇妙な依頼を受ける。密かに隣国から運びこまれる貴重なクロサイの護衛だ。もちろんそこには表沙汰にできない事情がある。こうして広大な国土を横断する危険な旅が始まった…。
著者等紹介
メイヤー,デオン[メイヤー,デオン] [Meyer,Deon]
1958年南アフリカ共和国西部のパール生まれ、北西州のクラークスドープで育つ。空軍での兵役を終了後、ポチェフストルーム大学を卒業。フリーステイト(自由州)のブルームフォンテーンで日刊紙の記者、コピーライター、ウェブマネージャーなどをつとめ、1994年にWie Met Vuur Speelで作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
58
舞台は、南アフリカ。夫と息子の横暴に耐えきれずに家出し情報部の事務職に採用されたミラの話と、密かに隣国から運び込まれた貴重なクロサイの護衛を依頼されたプロのボディガード・レマーの話。全く異なると思われた事柄が繋がっていたことが明らかになっていくのだが、冗長だし、分かりにくい。2024/05/09
goro@the_booby
31
前半はだいぶモタモタ。クロサイの密輸あたりからやっと物語が動き出してきたわ。まだ上巻だかでは話が見えない。まぁとりあえず下巻に行く。2016/03/22
tom
12
「流血のサファリ」の続編のような本。上巻は、とりあえず面白いかも。で、下巻に突入したわけですけど、ここで挫折してしまった。場面転換が激しすぎて、そのたびに登場人物も全部変わってしまう。私の痴呆頭では、この場面転換について行けない。物語はタラタラと進行する。読みながら、うたた寝を繰り返し。こんな本、ダラダラ読んでいたら時間の無駄と、下巻を読み通すことを諦めました。挫折本です。上巻を読み終えて、下巻で挫折するなんて、ほんとうに久しぶりのことでした。南アフリカの雰囲気を教えてくれる本なのですけどね。2015/02/02
barabara
5
粗筋からして面白そうだと食い付く。今のところ一番食いついた主婦の諜報活動?は殆ど出てこない。でも話はかな〜り面白い!読みやすいし、例のブツの隠し場所なんてビックラこいた。ただ…アフリカ近辺の知識がないせいか、利害関係、対立構造がイマイチこんがらがって大変。独特の名前も色々呼び方があって結構混乱するかな。これから主婦本願となるのか、予兆を感じつつ下巻へ…2013/08/02
わたなべよしお
4
昨年「流血のサファリ」を読んでから、なかなかいいなぁと思っていた作家だったので、また出会えたのはうれしい限り。大きく分けて二つの物語が語られ、それぞれに面白いが、どんな風に収束するのか、についても興味が尽きない。2013/07/02