出版社内容情報
22年前から二年ごとに起こる不審死の共通点に気づいた特捜部Q。一方、カールが過去の未解決事件の重要参考人になっており……
内容説明
ひとりの女性が60歳の誕生日に自殺した。殺人捜査課課長のヤコプスンは、彼女が、32年前に起こった不審な自動車修理店の爆発事故に巻き込まれて亡くなった男の子の母親だと気づく。それを発端に、事故や自殺に見せかけた同様の不審死が2年ごとに起きていたこと、その現場に食塩が残されていたことが明らかになる。この法則に従えば、次の事件がもうすぐ発生してもおかしくないが…。北欧警察小説シリーズの最高峰!
著者等紹介
エーズラ・オールスン,ユッシ[エーズラオールスン,ユッシ] [Adler‐Olsen,Jussi]
1950年、コペンハーゲン生まれ。10代後半から薬学や映画製作などを学び、出版業界などで働く。2007年、〈特捜部Q〉シリーズ第1作の『特捜部Q―檻の中の女―』がベストセラーとなった。シリーズ第3作『特捜部Q―Pからのメッセージ―』(2009年)で北欧ミステリの最高峰である「ガラスの鍵」賞、シリーズ第4作『特捜部Q―カルテ番号64―』(2010年)でデンマークの文学賞「金の月桂樹」賞を受賞した
吉田奈保子[ヨシダナホコ]
1974年生、立教大学文学部ドイツ文学科卒、ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hanchyan@理解はできないが否定もしない
28
というわけで。特捜部の面々とも久しぶりに再会です。前作読み終わったときは「マジか。一体この先どうなっていくんだ!?」と思ったアサドもあんまり変わってないのね(笑) 「どれ、のんびりとりかかりますか。どうせ北欧ミステリの分冊上巻だしなーw」とか思ってたら。展開早っ(笑) あと。これはどうでもいいことだけど、自分サダム・フセインと同じ誕生日だった…… や。気を取り直して下巻へGO!2025/03/28
sosking
7
不可解な過去の事件から塩繋がりで、2年毎に起きている不審死がある事が分かってきた。また、その不審死の日にちもある一定の法則がある事も分かってきたところで、上巻が終了。何やら闇深い事件が浮彫りになってきて、面白い展開です。また、アサドの家族の描写もあり、こちらはまだまだ事態が深刻だと伝わってきます。2025/04/12
Satoshi
5
感想は下巻で2025/05/21
killeerqueen3
5
特捜部Q第9作目。32年前の爆発事故。それと同じように現場に塩が残される不審死が他にも起きていて、カールたちはその事件に挑むことになるが・・・。詳しい感想は下巻に回すことにするが、今作も奇妙な事件と他の諸々が複雑に絡み合っている様相を呈しているようだし、カール始め登場人物たちの皮肉交じりの会話など相変わらず読んでいて楽しい。2025/04/11
西村修一
0
ベリーグッド。2025/04/18