ハヤカワ・ミステリ文庫
森へ消えた男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151789519
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

メイン州の森の若き猟区管理官マイクの留守番電話に、ある夜疎遠だった父からの伝言が残されていた。息子を捜す切迫した声―翌朝マイクは父が殺人の容疑者となったことを知る。密猟をはじめ軽犯罪の常習犯である父だが、殺人者ではないはずだ。森へと逃げ込んだ父の無実を信じ、必死の調査を続けるマイクの思いは報われるのか?父子の葛藤と青年の成長の物語の中に、自然と人間への愛が深く息づく感動のサスペンス。

著者等紹介

ドイロン,ポール[ドイロン,ポール][Doiron,Paul]
メイン州出身。イェール大学を卒業後、エマーソン・カレッジの創作講座で学ぶ。現在はメイン州の地域誌「ダウン・イースト」の編集長を務めるかたわら、州の登録ガイドとしての活動にも力を尽くしている。妻とともに同州沿岸部、ニジマスの泳ぐ川のほとりに在住

山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
1970年北海道生、東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ

51
出だしは中々好印象。森林描写もそこそこに愉しむ。が相次いで展開する血なまぐさいシーンと登場する人物キャラの薄汚さでダークに。原題は”The poacher's"こっちの方がしっくり感あり。猟区管理官という我が国では未知の職務。幼児期から不遇の精神世界を歩んだマイク。父との逃れられぬ対峙を経て「葛藤、成長」とある裏表紙説明はかなりこけおどし。成長もはなく不快の極みの葛藤が延々。ノワール満喫の父、その愛人。笑える程に不快感。一人チャーリーとその妻の存在が救いになる。もっともラストの妻の台詞は宗教的過ぎて鼻白む2023/03/22

GaGa

34
アメリカ北東端メイン州が舞台、主人公は密猟などを取り締まる猟区管理官の青年。正直あまり馴染みの無い土地の大自然をメインとした話を期待していたが(まあ、多少はそのようなエピソードも含まれてはいるが)正直描写不足が目立つ。そして何よりもミステリーとして捕らえるとしたら、安易過ぎる(それも考えられる限りに非常に嫌な形での)着地点が正直どうにも気持が悪い。残念。2011/02/19

しゃお

6
主人公の若き猟区管理官の成長を描いたサスペンスなんだけど、サスペンスとしては物足りなく、成長ものとしては主人公に感情移入しにくかったのが難点。引退した元猟区管理官のチャーリーが一番いい味を出してる。表紙もチャーリーのスーパーカブだし(笑)。それでもなかなか楽しめました。三部作という事で主人公の成長ぶりをどのように描くか完結して初めて評価できるかも。2010/10/19

mdsch23

3
猟区管理官もの。邦訳済の同種テーマシリーズだとジョー・ピケットシリーズがありますが、今の所はピケットシリーズの方が良い感じがします。登場人物として引退した猟区管理官&下駄履きバイパースーパーカブ乗りのチャーリーが出てきますが明らかにこちらの方が魅力的なのが問題。次作は是非チャーリーを主人公にして欲しいと思う次第。2010/10/11

chinaishingoo

1
面白かったけど薄い。あっさり塩ラーメンでした。 色々美味しい設定があるのに、どこも薄味で。 森、密猟、大いなる自然、土地買収、親子ドラマ、とか、もっとくれよー。2020/09/07

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