内容説明
美女ばかりを狙った残忍な暴行殺人鬼「ロミオ」の出現で、ロス市民は恐怖のどん底に突き落とされた。殺人課刑事リーナ・ギャンブルはベテランの相棒と捜査に全力を尽くすが、狡猾な犯人はなかなか尻尾を出さない。だがやがて、リーナの家族の暗い過去と事件の不可解な繋がりが明らかにになると、事態は一転。彼女自身にロミオの魔手が迫る―美しき女性刑事vs.暴行殺人鬼の極限死闘!新鋭が放つ、衝撃のサスペンス。
著者等紹介
エリス,ロバート[エリス,ロバート][Ellis,Robert]
ペンシルヴァニア州出身。映画やテレビの制作現場に携わった後、2001年、上院議員選挙を背景にした政治スリラーAccess to Powerで作家デビュー
東野さやか[ヒガシノサヤカ]
上智大学外国語学部英語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
29
なかなかの良作。トマス・ハリス作品的な猟奇犯罪者VS女性刑事の対決だけではありきたりであったところを、主人公の弟の死とその謎が、うまく絡み合い読み応えのあるストーリーに仕上がっている。ミスリードも(ややあざといが)まずまず効果的。ただ、本題に入っていく部分がいささか長い。そこさえクリアすれば十分に楽しめる。2011/08/10
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
15
ロサンゼルスで若い女性が、暴行の末に恐ろしい殺され方をする。女性刑事リーナは連続殺人ではないかと、捜査する。事件に次ぐ事件。自分も捜査しているみたいにへとへとになる。リーナ自身の過去の悲劇も、なぜか浮上。最後にドカンとオチが!2015/08/18
ルウ
3
★3 なんでロミオ?ジキルの方がそれっぽいのに(ツルツルマッチョでもいいよ)。この悪趣味な表紙のおねえさんを消して、題名も原題のままにしとけば、あと2割は売れたやろ!って思うほど、良く出来たサスペンス+警察小説でした2014/12/20
陽色
2
久々の海外翻訳もの。やっぱり作者は誰であれ面白い。文化の違いを感じられるところが良い。猟奇的連続殺人者である妄想性の強い犯人を「ロミオ」と取り上げるところはいただけないが、犯人を追いつめて行く弟を亡くしたばかりの女刑事のリーナの執念がうまく伝わってきた。どんでん返しの結末や、犯人がリーナに近づいていくスリリングなアプローチに凄くドキドキした。海外翻訳ものって結構美人設定が多いなぁ。2011/11/29
ベック
2
ちょっとまって、みなさん。この表紙を見て、ダメだこりゃと思ったあなたも、ちょっと待っていただき2008/08/03
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