内容説明
オスマントルコ帝国近衛新軍に衝撃が走った。四人の士官が突然姿を消し、次々に惨殺死体で発見されたのだ。スルタン臨席の閲兵式を間近に控え、早期解決をもくろむ司令官は、聡明で鳴る宦官ヤシムに調査を託す。死体が指し示すのは、近代化のために抹殺されたかつての最強軍団イェニチェリの残党だった。背後には不穏な動きが見え隠れする…見事にアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を射止めた、歴史ミステリの傑作。
著者等紹介
グッドウィン,ジェイソン[グッドウィン,ジェイソン][Goodwin,Jason]
ケンブリッジ大学でビザンツ帝国の歴史を学び、イスタンブールに魅せられる。処女作となったA Time for Tea:Travels Through China and India in Search of Tea(1991年)の成功の後、6カ月にわたって東欧を旅し、イスタンブールに初めて入った。その成果は多くの賞を得た1993年のOn Foot to the Golden Horn:A Walk to Istanbulに結実している。ほかにLords of the Horizons:A History of the Ottoman Empire(1998年)などの著作がある。2006年に発表した『イスタンブールの群狼』でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀長篇賞を受賞。英国サセックス在住
和爾桃子[ワニモモコ]
慶應義塾大学文学部中退、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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