内容説明
作家になることを夢見る青年キャルは、ある日ルームメートが書いた原稿を盗み読んでショックを受けた。自分をモデルに書かれたそれが、紛れもない傑作だったからだ。だが、書いた本人が事故で死に、キャルはそれを自分の作品と偽り発表してしまう。一躍ベストセラー作家となって夢を叶えたキャル。ところが、盗作の事実を知る脅迫者が現れた時、彼の生活は足下から崩れ、転落の人生が始まった―比類なき傑作スリラー。
著者等紹介
コラピント,ジョン[コラピント,ジョン][Colapinto,John]
カナダのトロント生まれ。「ヴァニティ・フェア」「エスクァイア」など数多くの雑誌に寄稿するジャーナリスト。「ローリング・ストーン」に発表した性同一性障害を題材にした記事で全米雑誌賞を受賞。これに加筆したノンフィクション『ブレンダと呼ばれた少年』(2000年)で作家デビューを飾る。2001年に発表された『著者略歴』が小説第一作。ドリームワークスが映画化権を取得したことでも話題になった
横山啓明[ヨコヤマヒロアキ]
1956年生、早稲田大学第一文学部演劇学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロア
27
(*>ω<*)すごかった!話が二転三転どころの騒ぎじゃないよ!ほっとする間を一切与えず、例えば目隠しのままお化け屋敷に一人放置されたと思ったらすぐ強制ハンズアップ状態でジェットコースターに乗せられ、やっと降りられたら今度はジャンプ台の上にいて、いきなり背中押されてバンジージャンプ。それをまた最初から延々繰り返す!みたいな息つく間もない展開が怒涛のように繰り広げられてって、何を言いたいかと言うとノンストップって事か!いやほんと凄かったー。ジョン・コラピントは2作目だけどこの作風、好き(^ω^)2016/09/15
Satoshi
6
ルームメイトの書いた小説をパクってそのまま自分名義で出版したところ、それが高評価となるが、盗作であることを知る思わぬ人物から脅しを受けて、その代償として犯罪の加担を持ちかけられるというありがちな話だが、後半からはストーリーはノンストップで進み、少し意外なラストとなる。主人公も脅迫者である女性も何だか間抜けであり、自業自得な部分も多いが、何故だか憎めない。最後に本のタイトルに帰着するところは見事だなと素直に思った。2018/02/12
ちゃんぐ
2
著者は肯定はしていないが、人のものを盗んで自分だけがいい目を見るという主人公は、自分的に性格がNGなので半分くらい読んだところでノーサンキュー。結末も読んだけれど、やはり食指は動きませんでした。2016/09/22
GO-FEET
0
★★★★2012/12/24
0
very good2012/09/28
-
- 電子書籍
- 阿修羅ゲート112【タテヨミ】 Stu…
-
- 電子書籍
- 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリ…
-
- 電子書籍
- 探偵R物語(2)
-
- 電子書籍
- 真夜中のこじか(4) ビッグコミックス
-
- 電子書籍
- 浦安鉄筋家族(22) 週刊少年チャンピ…