内容説明
白人女性が殺された。容疑者の黒人青年は無条件に死刑―事実関係を調べる公選弁護人のアーチは被害者のかかりつけの医師が殺されたことを知る。そして被害者と不倫関係にあった探偵社経営者の存在が浮上。真犯人が別にいることを確信するが、死の重圧に耐えかねた青年が陪審員の前で暴言を吐き、死刑宣告がくだされてしまう。追い詰められたアーチは秘策で勝負するが…法社会に警鐘をならす戦慄のリアル・サスペンス。
著者等紹介
ハイルブラン,ロバート[ハイルブラン,ロバート][Heilbrun,Robert]
ニューヨークの法律扶助協会所属の弁護士。ミステリ作家である母のアマンダ・クロスに触発され、作家活動を始める。デビュー作の『死刑劇場』が、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞にノミネートされた
奥村章子[オクムラアキコ]
青山学院大学文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家
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