内容説明
ミス・メルヴィルは、秘密機関で働くアンドリュー・マッケイから暗殺の仕事を依頼された。標的は血も涙もないと恐れられる独裁王国の王妃。彼女は近々アメリカにやってくるという。一度は断わったものの、ミス・メルヴィルは王妃の意外な正体を知るにおよんで銃を取ることを決意する。ところが、なんと相手の王妃も彼女の命を狙っていたのだ。刻々と対決の時は迫る!シリーズ最大の敵が登場するスリルと興奮の第4弾。
著者等紹介
スミス,イーヴリン・E.[スミス,イーヴリンE.][Smith,Evelyn E.]
1927年ニューヨーク生まれ。クーパー・ユニオンと美術学生連盟で学び、美術に造詣が深い。雑誌の編集長、クロスワード・パズルの出題者として活躍した。1950年代から雑誌にSFの短篇を発表しはじめ、デルフィン・C・ライアンズ名義のものも含めて多くの長篇がある。1986年に初めてのミステリである『ミス・メルヴィルの後悔』を出版、その成功を受けて、ミス・メルヴィルを主人公にしたシリーズを次々と送り出した
長野きよみ[ナガノキヨミ]
日本大学芸術学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワコ
0
今回はこれといった謎解きがなくて物足りないけれどその分、すいすい読めます。主人公の善人ぶった性格やまわりの人間の自分本位ぶりには、慣れたとはいえやはり苛立ちます。主人公(50歳近い)が高潔そうにふるまいつつも、前作に引き続き若い男好みであることが判明。おもしろいシリーズではあるんですが、人物描写が不愉快なのが難点です。2011/03/28
ブルーローズ
0
原題はMiss Melville Rides a Tiger そう、何がタイガーなのかは・・・彼女自身が過去への決別をはかるといったら、ネタバレ?2010/04/25
-
- 電子書籍
- 江戸城心中 角川文庫
-
- 電子書籍
- ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章~紋章…