ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 密林の骨

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ハヤカワ・ミステリ文庫
密林の骨

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  • サイズ 文庫判/ページ数 412p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151751097
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

アマゾン河を旅する格安ツアーに参加したギデオンだが、同乗者は奇妙な人間ばかりだった。不穏な雰囲気の漂う民族植物学研究者一行、秘密を持つ船長、出自不明のガイド。やがて事件が勃発する。岸の方から槍が飛来し、船内に突き刺さったのだ。そしてその穂先の基部に巻かれていたのは…さらに接岸した場所で不思議な穴のあいた骨が発見され…一片の骨から名推理を展開するスケルトン探偵ギデオンが密林の闇に挑む。

著者等紹介

エルキンズ,アーロン[エルキンズ,アーロン][Elkins,Aaron]
1935年ニューヨーク生まれ。ハンター・カレッジで人類学の学士号を、アリゾナ大学で同修士号を取得。現代アメリカを代表する本格ミステリ作家。『古い骨』(1987)でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した。ほかに美術館学芸員クリス・ノーグレン・シリーズなどの作品を発表している

青木久惠[アオキヒサエ]
1966年早稲田大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

42
「スケルトン探偵シリーズ」邦訳第十三作目。今回の舞台はペルーとコロンビアに跨がるアマゾン川のクルーズです。フィル・ボヤジャンとジョンが同行者。三人のやりとりが凄く面白かったです。骨の鑑定からの人物特定シーンはいつもながら秀逸、でも犯人や動機は印象が薄い作品でちょっと残念でした。でも(絶対行かないであろう)アマゾンクルーズや密林の描写はワクワクしながら読めたし、船上で供されるペルー料理(揚げバナナ、バナナの煮込み、ピラニア料理)とインカ・コーラの味が気になりました。2023/10/09

Tetchy

9
アマゾンへ向かうギデオン一行の旅と自分がチリへ出張した時のことと重なった。特にクルーザーの船長が乗客に振舞うピスコサワーに激しく反応してしまった。あれ、美味いんだよね~^^アマゾン行の苛酷な状況も興味深く読んだ。ツボキャラは昆虫学者のオースターハウト。ジョン・ロウとのやり取りで大笑いしてしまった。で、今回のトリックは小学生のなぞなぞのレベルでは。小さい頃読んだクイズに似たようなのがあったよね~。謎解きよりも旅行とか面白キャラとか骨に関する新しい知識とかミステリの外側の部分に期待している自分がいる。2010/03/10

ニミッツクラス

7
スケルトン探偵の13作目(邦訳分)で、今回の舞台はペルーとコロンビアの国境付近のアマゾン川支流。格安ツアーのフィルと司法のジョンが一緒に登場するって話、今までにあっただろうか・・。それにしても長い。骨が出るか殺人が起こるかって約400頁の半分以上も読まされてしまった。解説の中の外部の書評にもあるが、アマゾン或いはクルーズの描写が好評とあり、裏を返せば、それ以外に評価する部分が無かったとも言える。骨の主が判った時点で犯人も判る。そこからもう一ひねりの場合もあるが、今回はそこまでだった。次に期待。★★★☆☆☆2011/12/20

みずえ

6
今回はミステリーと言うよりアマゾン川紀行を楽しむ回でした。ジョンもフィルも好きだけど、ジュリーがいないせいかギデオンに元気がなかったのが残念かな。2015/02/09

kagetrasama-aoi(葵・橘)

6
今回の舞台は、ペルーとコロンビアに跨るアマゾン川のクルーズ。フィル・ボヤジャンとジョンが同行者。ギデオンを含む三人のやりとりが凄く面白かったです。骨の鑑定からの人物特定シーンはいつもながら秀逸、でも犯人や動機は印象が薄い作品でちょっと残念でした。でも(絶対行かないであろう)アマゾンクルーズや密林の描写はワクワクしながら読めたし、船上で供されるペルー料理(揚げバナナ、バナナの煮込み、ピラニア料理)とインカ・コーラの味が気になりました(≧▽≦)。ジュリーが同行した方が面白かったかも!って思いました。2014/12/08

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