内容説明
ブルジョワの夫も豪奢な家ももういらない―カトリーヌは、二十ほども年下の大学講師オリヴィエを一目見たとき、いままでに経験したことのない疼きを身体じゅうに感じた。二人が場所もかまわず肌をかさね、激しく肉体を貫く悦びに身を委ねていくのに時間はかからなかった。だが、ある日、突如一通の脅迫状が舞い込み…危険な恋と淫らな愛が紡ぎ出す、女と男の艶めく姿。狂おしいほどに燃えあがる官能サスペンスの極致。
著者等紹介
ディアンス,ドミニク[ディアンス,ドミニク][Dyens,Dominique]
パリ在住。2000年に『プティ・ペーゼ』を発表したのに続き、2002年にはC’est Une Maison Bleue、2003年にMaud `a jamaisを発表
山中芳美[ヤマナカヨシミ]
1969年生、早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒、フランス文学翻訳家
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