内容説明
第二次世界大戦の最中、町の男たちは兵士として次々と徴用され、人手不足のためグレッチェンは13歳にして少女新聞記者として働き始める。その直後、友人バーブの母が殺され、バーブの父が容疑者として指名手配された。バーブの母が夫の留守中に不倫をしていたとの噂を聞くが、グレッチェンには信じられない。グレッチェンは“少女探偵”となって、真相を追うが…純真なヒロインの孤独な闘いを描き出した本格ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nono
1
図書館本2006/08/20
一柳すず子
0
全体に、重かったなー。尊敬されるべき地位にいる人ほど卑劣で、リベラルな考えが全否定される田舎町で人の気持ちを思いやれる女の子が自分の意見を出せる場を得るんだけど、町の人々から顰蹙を買う。事件を追いつつも家族とか友達とかに関する負の感情にとらわれている間におばあちゃんが亡くなり、失意のなか町を出る。主人公が、実はまだまだ幼かったという視点が明らかになる語りの構成は面白かった。カフスの理由も納得。身持ちの悪い女の子の家庭が崩壊してしまったけど、あの人が自分の見た人のことを話していれば、結果は変わったのかな。2013/10/26
kun-kun
0
久しぶりに海外ミステリ読んだ。第二次世界大戦中のアメリカの状況がよく描写されているし、面白かった~!!2008/10/24
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