ハヤカワ・ミステリ文庫
悲しみの四十語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 574p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151735011
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

子供を失った悲しみは、四十の言葉を連ねても言い尽くせない―カナダの田舎町で起きた、十代の若者ばかりを狙った残忍な連続殺人。残された家族を思うと捜査を担当するカーディナルの心は沈んだ。そんな折、署内の不正を暴く特別調査室でカーディナルの過去を探っていた女刑事が、異動で新しい相棒になった…内憂外患のカーディナルが辿りついた、身も凍る真実とは?英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞受賞作。

著者等紹介

ブラント,ジャイルズ[ブラント,ジャイルズ][Blunt,Giles]
カナダのオンタリオ州ノース・ベイの出身。トロント大学を卒業後、さまざまな経歴を経て、『法と秩序』や『ナイトヒート/夜の大捜査網』といったTVドラマの脚本を手がける傍ら、1990年の『凍りつく眼』で作家としてデビュー。約10年ぶりの新作となる『悲しみの四十語』は、2001年の英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞を受賞した。夫人と二匹の猫とともにニューヨーク市在住

阿部里美[アベサトミ]
成蹊大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きうりっち

2
面白かったのだが読み終えるのにとても長い時間がかかった。最初は前作があって、それを読んでいないから筋がつかめないのかと思っていたが解説を読むとシリーズが始まるのはこの作品かららしい。病気がちの妻と金のかかる娘を抱えて主人公は気の毒だが、生真面目なのがとりえなのかもしれない。その分魅力が薄いが。 犯罪はえげつなくて読みたくない内容もあちこちあった。ずいぶん地味な作品なのでこれからも続けて翻訳が出るのだろうか、と心配してしまう。2014/01/03

白玉あずき

2
2001年 シルバー・ダガー賞受賞作。 極寒の町での連続殺人と、それを追う刑事の物語。良い作品の条件、人の醜悪さと美しさの両方が味わえます。主人公のカーディナルが良い人すぎるくらいに良心的な刑事さん。最後に銃弾を受けたことが、彼にとって贖罪になればいいな。それにしても寒い。捜査中の彼が「寒さのあまり絶叫した・・・」冬ではなく暑い夏にお読みください。2012/11/26

senyora

1
「スーパードラマTV」でとても良かったので、原作を手に取りました。どうしても映像が頭に浮かんでしまう。TVドラマにするために変更されているところも有り、その違いも興味深かった。ドラマではシーズン2&3もあるよう。日本語訳は出版されてるのかな?カーディナル刑事とデローム刑事はとても魅力的な俳優さんでした。2019/06/05

popup_snow

1
英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞受賞作。カナダの凍て付く街の描写が素晴らしく読んでいるのが夏にも関わらず強烈な寒気が伝わってきた。主軸になる連続殺人犯を追うストーリーは後半こそ緊張感が増したが、刑事カーディナルを悩ます家庭問題、過去の過ちに対する苦悩、といったサブストーリーが本筋を盛り上げるのではなく、邪魔している感じがしたのは確か。犯人役が色々な意味でもう少し魅力的ならば良かった。2009/07/19

ユキちゃん

0
ドラマ先。原作も面白かった。

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