内容説明
わたしは母と親友と弟、三つの結婚式の花嫁付添人を頼まれ、式の準備に追われていた。衣裳選び、式に彩りを添える孔雀の調達などと、やることは山ほどあるのに、家の裏から死体が見つかったせいで、ミステリ好きの父にひっぱられて犯人捜しをするはめに…スーパーウーマン、メグと変人揃いの親戚一同の活躍。謎解き、ユーモア、ロマンスが融合したアガサ賞、アンソニー賞、マリス・ドメスティック・コンテスト受賞作。
著者等紹介
アンドリューズ,ドナ[Andrews,Donna]
ヴァージニア州ヨークタウン生まれ。ヴァージニア州立大学卒。1999年、メグ・ラングスロー・シリーズの第1作にあたる『庭に孔雀、裏には死体』でデビュー。マリス・ドメスティック・コンテストの最優秀作、アガサ賞及びアンソニー賞の最優秀処女長篇賞を受賞し、一躍話題を集めた。シリーズは、第2作となる『Murder with Puffins』がすでに発表されており、現在は三作目にあたる『Revenge of the Wrought Iron Flamingos』を執筆中。ヴァージニア州アーリントン在住
島村浩子[シマムラヒロコ]
1989年津田塾大学学芸学部英文学科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Panzer Leader
31
「第85回海外作品読書会」親友・弟・母の結婚式の花嫁付添人となった主人公を巡るユーモアミステリ。結婚式の準備でてんてこ舞いの忙しさの上、家族・親戚達は奇人変人揃い、その上周りではきな臭い事件が次々と起こる。無理難題に対処しつつ事件をも解決に導く主人公のパワーに脱帽。ちょっとボリュームがあり過ぎなのが難点だけど楽しく読めた。自分が読んだ中ではステファニー・プラム・シリーズやフロストと同じような味がする、こういう作品がコージーミステリーっていうんだ。2017/05/04
みみずく
30
母と親友と弟の結婚式の花嫁付添人を頼まれた主人公メグは、三人三様の気儘な依頼に東奔西走。更に崖下に死体までみつかり、メグ父が素人探偵まで始める始末。読む方も疲労を覚えるようなこのドタバタをスマートに補佐してくれるのは、マイクル。彼としっかり者のメグとの関係も気になるが、正直そのあたりに時間が割けないほどの多忙ぶり。マイクルが真面目にメグと話そうとすると必ず邪魔が入る所はじれったい!三つの要求の多い結婚式を無事終えて、殺人事件までも解決出来るのか…読み終わる頃には読んでいるこちらにも妙な達成感があった。2015/11/08
ごへいもち
28
ウエディングプランナーが職業として成り立つほど手間隙・費用をかける時代?お国柄?のようだ。最初は楽しく読んだがだんだん飽きてしまった。再読なんだけど殆ど覚えていませんでした。2016/11/21
ほちょこ
22
まるで「ファミリータイズ」と「シンプソンズ」を足して2で割ったようなドタバタミステリ。オマケに表紙が坂田靖子さんというのも素敵!2017/05/03
rokoroko
16
三つの結婚式の準備に追われるメグ。爆発、殺人,毒。変わり物の知人親戚てんこ盛り。楽しく読み終えてしまった!2020/11/06