内容説明
それはありふれた自動車事故だった。加害者の中年女がこう言うまでは。「わたしはベサニー姉妹なの」―30年前、15歳の姉と11歳の妹が忽然と消えた。警察の捜査もむなしく姉妹は見つからず、事件は忘れ去られた―この女は主張どおり行方不明の姉妹の一人なのか?だとしたらいま名乗り出た真意は?不可解な証言の中からやがて哀しくも恐ろしい事実が明らかに…華々しい受賞歴を誇る著者による女たちの秘密の物語。
著者等紹介
リップマン,ローラ[リップマン,ローラ][Lippman,Laura]
20年間新聞記者として活躍し、1997年にテス・モナハン・シリーズ第一作『ボルチモア・ブルース』で作家デビュー。シリーズ第二作『チャーム・シティ』でアメリカ探偵作家クラブ賞とシェイマス賞をダブル受賞し、一躍脚光を浴びる。他に、アガサ賞、アンソニー賞3回、ガムシュー賞、クィル・ブック賞、シェイマス賞2回目、ネロ・ウルフ賞、バリー賞、ロマンティック・タイムズ賞、各賞受賞
吉澤康子[ヨシザワヤスコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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NAo
1
時間のあるときに少しずつ読んだので、誰のエピソードかわからず…私には読みづらかったです。2015/06/07
くさてる
1
30年前に失踪した少女の謎を描きつつ、際どいサイコものにもパズラ―なミステリにもせず、アメリカの片田舎で本当にあっても不思議はない地に足がついた物語にしている。なのに読み進めずにいられない。面白かった。読んでいる間ずっと面白かった。あっけない感もしたが、それは化け物もサイコも幽霊も超能力もなかったからだ。わたしどんだけキングに毒されてるのか。2010/03/17
Rie
1
アンソニー賞など、いろんな賞を獲りまくっていたので読んでみたけれど……かなり長い話を読んできて真相それかよ…、と脱力。登場人物の行動や感情に納得できない部分も多いし、大どんでん返しを狙うあまり焦点がぼやけた感じ。2008/12/20
りつこ
0
面白くなかったわけじゃないんだけど、読むのに妙に時間がかかった。登場人物も少ないし、家族がテーマで私好みのはずなのに、なんかだるいなぁ…というのが正直な印象。結末もなんか途中でわかちゃってたよ。うーん。2010/04/07
himehikage
0
家族がテーマ2009/05/05