ハヤカワ・ミステリ文庫
あの日、少女たちは赤ん坊を殺した

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  • サイズ 文庫判/ページ数 526p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151716584
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

灼熱の太陽の下、放置された赤ん坊に出会った二人の少女。乳母車はしだいに熱を帯びるが、家族の姿はどこにも見あたらない。少女たちは赤ん坊を保護しようとその場から連れ去るのだが…。七年後、施設から出所した少女たちの“あの日”の記憶は曖昧だった。ひとつだけ確かなのは赤ん坊を殺してしまったこと。少女たちはなぜ殺害に至ったのか?そして、二人の身辺で新たに頻発する幼児連れ去り事件の悲しき真相とは?全米読者・作家・評論家が選んだナンバーワン!アンソニー賞受賞。ミステリ専門誌によって与えられるバリー賞も受賞。

著者等紹介

リップマン,ローラ[リップマン,ローラ][Lippman,Laura]
名実ともにアメリカを代表するミステリ作家。新聞記者として活躍した後、1997年に女性探偵テス・モナハン・シリーズの第一作「ボルチモア・ブルース」でデビューした。第二作「チャーム・シティ」でアメリカ探偵作家クラブ、アメリカ私立探偵作家クラブ賞をダブル受賞し、一躍脚光を浴びる。ノンシリーズ作品の『あの日、少女たちは赤ん坊を殺した』は、全米のミステリ・ファン、作家、評論家の投票によって選ばれるアンソニー賞に輝いただけでなく、ミステリ専門誌によって与えられるバリー賞も受賞。ベストセラーとなった

吉澤康子[ヨシザワヤスコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふうた

0
面白くないわけではなかったけど長いし、外国こ話なのでイメージが湧かないところがある。最後のおとぎ話の例えがよく分からなかった。2013/03/15

あや

0
再読。2011/04/02

bionic_giko

0
途中までミステリーだということをすっかり忘れて、少女ふたりの会話と思考回路にはまった。 子供の残酷さがみっしり。こうだからああだ、という短絡な回路。それが自分にはものすごく新鮮で感動さえ覚えた。 社会は大人のものだが、社会には子供と大人じゃない大人と、そしてもっと様々な種類の人間が生きている。 少女たちの罪と罰。大人と大人じゃない人間の罪と罰。 ロニーだけは、自分の世界を守り通した。すばらしいロニー。憧れた。 あ、ミステリーだった。うっかり忘れるとこだった。

0
エゴを粉砂糖でラッピングしていることに気がつきもしない人々の話。また、それは人間らしくもある。映画版を観て、原作が気になったから読みましたが、夏場に放置された飴玉が溶けてしまったような後味。ロニーがとても魅力的だったし、映画版で割かれることのなかった心情をダコタ・ファニングは演じていて、原作共に心に残る作品となった。2019/08/03

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