内容説明
選手としてチームに入り、失踪したスター選手を探し出せ？バスケットボールのチーム・オーナーの依頼にスポーツ・エージェントのマイロンは愕然とした。選手をやめてから十年たつというのに。が、当の選手は彼の昔のライヴァルだった。マイロンは調査を始めるが、やがて彼自身の過去を掘り起こすことに…トラブルも軽口でかわすマイロンの爽快な活躍。アメリカ探偵作家クラブ賞、アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞作。
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
39
シリーズ3作目。元バスケット選手だったスポーツ・エージェントのマイロンが、なんと11年ぶりにNBAへ復帰。じつは行方不明となっているドラゴンズの中心選手グレグ・ダウニングを密かに探す依頼を受けていた。相変わらず軽快なテンポでぐいぐい読ませます。とくに終盤の展開が圧巻！ なかでも最後に1本のテープから明かにされる驚くべき事実など、シリーズ最高傑作の呼び声も頷ける内容でした。ちなみにラストの4行、あれをイヤミスと見るか痛快ととるか、と最後の最後まで面白かった。2022/08/08
しましまこ
23
新刊読んで堪らんなって再読。スポーツエージェントのマイロンと自称『衝撃的かつ愛くるしい美貌』のウィン、キュートなエスペランサ。今読むとこれマイロンと2人の世話焼きオカンじゃないか。2人のマイロンを見守る様子にキュンキュンするわ～。事件と束の間のカムバックが切ない一番のお気に入り。ラストのウィンに喝采！2018/05/13
優
6
鬱が再発しかけてたときに読むには最適でした、登場人物たちのノリのよさ、謎解きも面白い2023/11/30
Alice@JazzCafé
6
ユーモアあり、カッコよくて、スリルとサスペンスが楽しめるお気に入りのシリーズです。今回マイロンは潜入捜査のため、10年前に膝の怪我で果たせなかったプロバスケ界にデビュー、彼の宿敵で恋敵でもあった選手の失踪の謎を探ります。前から思っていましたが、マイロンと相棒のウィンの関係がちょっとＢＬっぽい！アメリカではブロマンスっていうんですか。マイロンには美人の恋人もいるのですが、過去にマイロンを裏切って浮気した前科ありで今一つ不安定な存在。それに対しウィンのマイロンへの友情は絶対です。この二人の関係に痺れます。2012/10/31
Kitinotomodati
5
この雰囲気が大好き。賛否の分かれる軽口も、私の好み。シリーズ刊行当時、私には珍しく新刊で買って、すぐに読んでた。最近翻訳されてはいないけど、シリーズが書き継がれてたことを知って、また続きが読みたくなった。2019/01/13
