内容説明
その朝、新聞を開いたクロゼットの住人は、セント・エリザベスの校長ロスコウの死亡記事に仰天した。昨日は元気だったのに…ところが当の本人はピンピンしていた!不可解な事件は学校の生徒のいたずらと判明するが、その直後にロスコウが急死し、事態はにわかにきな臭く―明敏なるトラ猫ミセス・マーフィの鼻は、これが事件の幕開けにすぎないと嗅ぎわけていた。動物パワー全開の名推理が事件の謎を解明するのか。
著者等紹介
ブラウン,リタ・メイ[ブラウン,リタメイ][Brown,Rita Mae]
1944年ペンシルヴェニア州ハノーヴァー生まれ。ニューヨーク大学で古典文学を学び、ワシントンの政治研究所で政治学の博士号を取得。1973年にRubyfruit Jungleで作家デビュー、10冊以上のベストセラー小説を発表している。詩人として詩集も刊行し、TV脚本家としては二度にわたってエミー賞の候補となった
茅律子[カヤリツコ]
東洋女子短期大学卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらさきめがね
12
やっぱり大好きですこのシリーズ。表紙のセンスも好き。今回もなかなか恐ろしくえげつない犯人でしたが、ハリーのクローゼットで反社会的行為を繰り広げる極悪コンビも大概でした。ウィー!それにしても、不倫がここまで横行する田舎町ってリアルだけどすごく嫌だ…。2015/05/17
み
8
マーフィー達のかわいさアップしたら、事件もとんでもなさアップしたような。2014/02/23
FeLis-IA
7
再読。新聞に生きている人の訃報が載るという笑えないイタズラから始まる物語。みんなで大騒ぎになったあと文字通り「リビングデッド」よろしく訃報に載った人が現れるのでブラックジョークだなぁ、と苦笑させられつつ、言いようの無いそら寒い空気が物語全体を包んでいます。そして、小さな町クロゼットの学校を舞台に蔓延っていたのはもっともっと笑えない社会問題でした。犯人は被害者であることの救いの無さ。事件は解決したようで、解決してない気がします。2012/12/16
シャオフェイ
2
先日の本棚整理で久々にミセス・マーフィを手に取りました。 そしたら、なんと歯抜けで6巻がない! で、図書館で第6巻を借りて来ました。 そうだった!思い出しました。 何故、シリーズを読み続けるのを止めたのか。 アメリカの田舎の小さい町で年中(読者的にはね)事件があって、知り合いはみんな元カノ・元カレ状態が嫌だったんだぁーーー! 2011/12/12
寧々子
2
文句言うけどがんばるピュータが段々好きになってきた♪2008/03/14
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- 和書
- 正常値 (第3版)