ハヤカワ・ミステリ文庫<br> かくれんぼが好きな猫―トラ猫ミセス・マーフィ

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ハヤカワ・ミステリ文庫
かくれんぼが好きな猫―トラ猫ミセス・マーフィ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151707537
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

発掘作業中の史跡から、白人男性らしき人骨が発見された。なぜ、黒人女性の住居跡に白人の骨が?不審に感じたトラ猫ミセス・マーフィが頭蓋骨を叩いてみると、そこに不審な跡が。やがてその男性が頭を殴られて殺された事実が判明した。住民の誇りの史跡をめぐるスキャンダルに、町は騒然となるが…二百年前の殺人の謎を追い、キュートな猫の名探偵ミセス・マーフィが鋭敏な鼻と頭脳で歴史を掘りおこす、シリーズ第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

10
同じく3作目。ハリーが離婚して3年目になっていました。町の遺跡発掘と、人種問題をからめた殺人。

FeLis-IA

8
再読。少しデリケートで重たい主題。歴史を紐解く考古学は切り離された過去ではなく、現在に影響力をもちえるものなんだと再認識しなければ。住居跡から見つかった陶器の破片をめぐる物語は見所満載です。事件が解決してから読まれる過去の手紙の真実は、残されたクロゼットの住人達と一緒に心を打たれるものでした。小さい頃マーフィが大きなブランデーグラスで寝てたエピソードやポップタルト初登場のくだりがお気に入り。フェアはやっと目を覚ましたようだけど、やっぱりブレアがいいな、着飾らないハリーの魅力をちゃんと見つけてくれているし。2012/12/09

7
三作目で、猫と犬の言いたいことが、ちょっぴりヒトに伝わり易くなったような気が。ハリーは復縁しないのかなぁ。2013/11/29

shibatay

4
以前にこのシリーズを読み始めた時は、確かこの巻で挫折した。トマス・ジェファーソンについては興味も知識もなかったことと、おそらく原文がかなり装飾的な文章なのだろう、訳文がわかりづらかったことが原因だったと思う。今回はそれらの点は読み流すようにして物語を追った。殺人の動機の重さは、いわゆるコージーミステリーとしては異例。それだけに、作者の確固たる信念がうかがえる。でも猫の表紙に惹かれて軽い気持ちで読み始めると、やっぱり挫折しそう(^^; 個人的にはハリーの相手はブレアがいいなぁ。ブレア早く帰って来てねw2013/09/26

むらさきめがね

3
かなり思想色が濃くなっていますが許容範囲でした。ピュータの存在にデブ猫好きの血が騒ぎます。登場人物たちにもかなり慣れてきたし、早く続きが読みたい。2014/02/22

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