内容説明
湖畔の家に住むジリアンは、若くして夫に先立たれ、三匹の個性ゆたかな猫たちと暮らすキルト作家。ある日出張から帰ると、窓ガラスが割れており、アビシニアンのシラーがいなくなっていた。ジリアンはシラーが何者かに連れ去られたのではないかと直感するが、警察はとりあおうとしない。ジリアンはひとりシラーを取り戻そうと、なにかと評判の悪い近所の男の家に聞き込みに行くが、そこで当の本人の死体に出くわしてしまう―猫を愛するキルト作家ジリアンが殺人事件の調査に奮闘する、猫いっぱいのコージー・ミステリ。
著者等紹介
スウィーニー,リアン[スウィーニー,リアン][Sweeney,Leann]
ニューヨーク州ナイアガラフォールズに生まれ育つ。看護師として長年勤めたのち、ミステリ作家に転身。現在は夫とともにテキサス州在住
山西美都紀[ヤマニシミズキ]
1976年東京都生。慶應義塾大学法学部法律学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロリーヌ@ベルばら同盟
60
【猫本を読もう読書会】アメリカ南部の小さな町、湖を見下ろす地に理想の家を建て、金融コンサルタントを引退した夫と、三匹の素晴らしい猫達との新しい生活を始めた矢先、夫ビリーが急死し、若き未亡人となったキルト作家のジリアン。ある日出張から帰ると、アビシニアンのシラーが姿を消していて…。愛猫の行方を追うジリアンは、この町で猫を愛する人の心につけ込む犯罪が起きていることを確信し、解決に乗り出します。夫の死後、気丈にしている様に見えて、実は虚無感を抱えていたジリアンの再生と、ねこトリビア満載の、魅力溢れるミステリー。2019/02/04
cozicozy
40
猫が登場するミステリー作品を探して、手に取った本。物語が動き出すまでは、面白さを感じないというのか、進みが!遅いなぁと思ったりしながら、ページを捲りました。キルト作家である主人公のジリアン。新たに住み始めた町で、猫を愛するジリアンが思わぬ事件に関わることになります。思いもしなかった展開に、気づけばページ捲る手を止めることが出来ずに、読み終えていました。ネットいう見えない繋がりを利用した事件。現代だから起こり得る事件。動物のシアワセは、人間にかかっているとあらためて感じました。全ての動物にシアワセを!^^2013/12/24
み
28
感想を読んで気になった作品。読み始めは、ちと退屈な感じだったのに途中からさくさくと♪猫と暮らしてみたいなぁ。2016/05/30
鴨ミール
26
題名を見て、私の好きなキルトと猫が入っていたので中古で衝動買い。表紙の絵も可愛い。話も面白かったけど、犯人はえ?この方?という人だった。続編も読みたいな。どこかの出版社で翻訳、出してください。2024/12/06
みとと50
19
最初猫が盗まれたらしい通報の電話だとか、説明が下手糞で、警官に不審な目で見られても仕方がないかなって思った。段々話が進むうちに主人公が魅力的に思えてきて最後まで読めた。導入部分がまるでアホそのモノなんだもの。途中で止めようかと思った。猫誘誘拐ビジネスってか、アメリカってクローンビジネスあったよね。2014/07/31