内容説明
1820年、英国。キャロラインは両親を亡くしてから自分の幸せはあきらめ、苦労して二人の妹達を育ててきた。美人と評判の上の妹は、おばの援助で社交界デビューがかない、ハンサムで裕福な子爵のエイドリアンに求婚されている。ところが、その彼には吸血鬼ではないかという噂があった。真夜中の晩餐会で初めてエイドリアンに会ったキャロラインは、謎めいた妹の求婚者にどうしようもなく惹かれていく。禁じられた恋と邪悪との闘いにいつしかひきこまれていった彼女を待ち受けるものは?心ふるわすヒストリカル・ロマンス。
著者等紹介
マデイラス,テレサ[マデイラス,テレサ][Medeiros,Teresa]
ロマンティック・タイムズ賞を3回受賞したほか、RITA賞にも7回ノミネートされた実力派作家。1989年のデビュー以来、20冊近くのヒストリカル・ロマンスを刊行し、ベストセラーリストの常連である。夫とともにケンタッキー州に在住
辻早苗[ツジサナエ]
東京生まれ。大阪外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うさぎもち
3
原題はAFTER MIDIGHT なんでこんな甘ったるい題名にするかなぁ。 ヒストリカルかと思ったらファンタジーだったのでがっかりだったけど字が大きくて読みやすかった。1ページ16行2010/05/23
こえん
3
雰囲気は良かったし、ヒーローのメロっぷりも楽しませてもらったけど、微妙。強烈な設定展開のヴァンパイアものを読み慣れたせいか、なんだか中途半端なパラノーマルってカンジ…敵役がヘボいからそう感じるだけかなぁ。ヒーロー弟がメインになれば又、印象が変わるのかもしれないと思っておこう。2009/12/19
ちはや
3
敵のあっけなさに唖然。軽いわ、軽すぎる!(笑)2009/12/18
romance_holic
2
ヒストリカルで、パラノーマル。 両親を亡くしたことでデビューしそこねてしまった、しっかり者の長女がヒロイン。経済的にかなり困窮して追いつめられていますが、自分のことより姉妹のことを優先するけなげさを持っています。 コミカルな雰囲気は面白く、セクシーで、楽しく読めました。2009/12/27
ぽしょ
2
面白かった。好みとしては、ヒロインがもう少し高潔で自制心があればなあ・・・(妹のためにとかいいながら、土壇場では結構自分の欲望に流されがち)と思うけど、翻訳ロマンスとしてはまあ王道レベルかな。2010/06/07