出版社内容情報
岸田國士戯曲賞を受賞した代表作『少女仮面』、Bunkamuraシアターコクーンで上演(窪田正孝出演)『唐版 風の又三郎』他一篇を収録。
内容説明
かつての宝塚の大スター春日野八千代の隠れ家である地下の喫茶店にファンの少女と老婆がやってくる…岸田戯曲賞受賞「少女仮面」。精神病院から逃げてきた青年と宇都宮から流れてきたホステスが東京の下町で出会う―宮沢賢治、ギリシャ神話、シェイクスピアを独自にかけあわせた「唐版風の又三郎」。ガラスの身体を持つ少女を巡る幻想の世界「少女都市からの呼び声」。選りすぐりの三篇を一挙収録。
目次
少女仮面
唐版風の又三郎
少女都市からの呼び声
著者等紹介
唐十郎[カラジュウロウ]
劇作家、演出家、小説家、俳優。1940年2月11日、東京生まれ。明治大学文学部演劇学科卒業。63年、「シチュエーションの会」(翌年「状況劇場」に改名)を旗揚げ。64年に処女戯曲「24時53分『塔の下』行きは竹早町の駄菓子屋の前で待っている」を執筆。67年、「腰巻お仙―義理人情いろはにほへと篇」を新宿花園神社境内で上演し、紅テントの活動を開始した。69年発表の「少女仮面」で岸田國士戯曲賞受賞。88年に状況劇場を解散、劇団「唐組」を旗揚げする。93年に金守珍(新宿梁山泊)が演出した「少女都市からの叫び声」は文化庁芸術祭賞を受賞した。03年発表の「泥人魚」で紀伊國屋演劇賞、鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞を受賞。横浜国立大学教授、近畿大学、明治大学客員教授を歴任。小説家としても数多くの作品を発表しており、82年発表の「佐川君からの手紙」で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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