ハヤカワ文庫<br> ひらいたトランプ

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ハヤカワ文庫
ひらいたトランプ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 396p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151300134
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

名探偵ポアロは偶然から、夜ごとゲームに興じ悪い噂の絶えぬシャイタナ氏のパーティによばれた。が、ポアロを含めて八人の客が二部屋に分れてブリッジに熱中している間に、客間の片隅でシャイタナ氏が刺殺された。しかも、居合わせた客は殺人の前科をもつ者ばかり…ブリッジの点数表を通してポアロが真相を読む。

著者等紹介

クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ][Christie,Agatha]
1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

加島祥造[カジマショウゾウ]
1923年生、1947年早稲田大学英文科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

247
残念ながらブリッジのルールを知らなかったので本来の読ませ処は半分しか楽しめなかった。それでもミステリとして秀逸と思える。ポアロの目の前で殺人が起こり、容疑者4人と探偵役4人。他の探偵が過去にこだわる中、ポアロは得点表とブリッジのプレイスタイルに注目する。限られた部屋、限られた証拠からポアロの灰色の頭脳が答えを導き出す。容疑者4人には暗い過去があり、それらが少しずつ暴かれる。「○○が犯人というのはフェイクで実は××が犯人。」という展開が続いて七転八倒に見えるが。最後はあっけなくシンプル。 2019/07/04

夢追人009

143
この作品は女史の作品の中では珍しく面白味の無い本でしたね。その理由は、要するに真犯人の正体が誰であろうともおかしくないという全く意外性の無い事によるのですね。確かトランプ・ゲームの間に行われた殺人を論理的に推理するといった実験的な内容だったかと思いますが、最後まで読んでも「あーそうか」という感じでサプライズが無いままなのですね。ヴァン・ダインの処女作「ベンスン殺人事件」も確か同じ様な趣向だった筈で、何か呆気無さすぎますのでやはり動機や諸々の条件が存在してこそミステリーは盛り上がるのだなと再認識しましたね。

中原れい

108
癖が強くて好かれていないようなのに有名な男がひらいたパーティ、ブリッジに興じるあいだに主が殺された。ポアロもバトルもレイスも招かれて隣の部屋にいたのに!作家オリヴァ夫人も混じって出席者を調べることに。他の作品にも出てきた人物が複数出てきて親しみがあるせいか、ブリッジはまったく知らないのにスイスイ読めました。容疑者それぞれが被害者に秘密を握られていたらしいというので、それぞれの過去が語られ調べられる、その過程が楽しめました。ストッキングを使ったポアロの芝居があとの嫌がりようも想像できて成程でしたね。2016/10/07

Tanaka9999

94
ブリッジの途中で殺人事件が起きる。 ブリッジのルールで一人がダミーとなってゲームに参加していなくてもよいところがミソ。 珍しく途中でなんとなく犯人が分かった気になった。 最後の殺人の時の謎解き方法は面白かった。 2018/01/05

財布にジャック

78
ブリッジをやったことがないので、置いてけぼりにされたような複雑な気分です。トランプゲームにその人の性格が出るものなのだというポアロの強引な推理も、疑わしい気がしました。過去に殺人を犯すような図太い神経で、つわもの揃いの容疑者ばかりなので、そんなに甘くはないのではと思いました。そして、後半二転三転する展開で、もともと怪しい登場人物の怪しさがパワーアップされて惑わされっぱなしで、意外な結末にきょとんとさせられました。2012/10/24

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