出版社内容情報
目の見えない少女と、ナチスドイツの若い兵士。二人の運命がフランスの海辺の町で交差する。ピュリッツァー賞受賞の傑作を文庫化
内容説明
ドイツ軍の侵攻が迫るパリ。盲目の少女マリー=ロールは父に連れられ、大伯父の住む海辺の町サン・マロへと避難する。一方ドイツの孤児院で育ち、ヒトラーユーゲントに加わったヴェルナーは、ラジオ修理の技術を買われ、やがてレジスタンスの放送を傍受すべく占領下のフランスへ。戦争が時代を翻弄するなか、交差するはずのなかった二人の運命が“見えない光”を介して近づく―ピュリッツァー賞受賞の傑作小説を文庫化。
著者等紹介
ドーア,アンソニー[ドーア,アンソニー] [Doerr,Anthony]
1973年、オハイオ州クリーヴランド生まれ。デビュー短篇集『シェル・コレクター』(2002)で、O・ヘンリー賞、バーンズ&ノーブル・ディスカバー賞などを受賞し注目を集める。二冊目の短篇集『メモリー・ウォール』ではストーリー賞を受賞。『すべての見えない光』は2015年度のピュリッツァー賞を受賞し、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに200週以上にわたってランクインしたほか、Netflixでドラマ化もされた。2021年には長篇Cloud Cuckoo Landが刊行され、その年の全米図書賞の最終候補作となった。アイダホ州ボイシに在住
藤井光[フジイヒカル]
東京大学大学院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しげ
特盛
kieth文
原玉幸子
コニコ@共楽