内容説明
パン屋の見習い、医学生時代の経験、商船乗組員だった航海の日々、そしてチャーリイのモデルとなった少年との出会い…波瀾の半生を経て『アルジャーノンに花束を』を書き始めたとき、キイスが胸に抱いていた思いとは?そして、この作品が短篇から長篇に磨き上げられていった経緯とはどのようなものだったのか?独自の文学論や人生観を織り込みながら、いまや世界中で読まれているベストセラーの誕生秘話を著者自らが語る。
目次
第1部 時の迷路(アイデアの地下貯蔵室;白いねずみ ほか)
第2部 船から精神分析家へ(インクブロット;本の山の上の少年 ほか)
第3部 気力の勝利(チャーリイを探して;チャーリイ、私を見つける ほか)
第4部 著作の錬金術(転換―短篇からテレビ映画へ、そして長篇小説へ;ふたたび拒絶 ほか)
第5部 ポスト・パブリケーション・ブルース(“己の才能を隠すな”;作家はいつ聖者になるか ほか)
著者等紹介
キイス,ダニエル[キイス,ダニエル][Keyes,Daniel]
1927年ニューヨーク生まれ。ブルックリン・カレッジで心理学を学んだ後、雑誌編集などの仕事を経てハイスクールの英語教師となる。このころから小説を書きはじめ、1959年に発表した中篇「アルジャーノンに花束を」でヒューゴー賞を受賞。これを長篇化した作品がネビュラ賞を受賞し、世界的ベストセラーとなった。その後、オハイオ大学で英語学と創作を教えるかたわら執筆活動を続け、『五番目のサリー』『24人のビリー・ミリガン』など話題作を次々と発表した。現在は教職を退き、フルタイムの作家生活を送っている。フロリダ州ボカ・ラトン在住
小尾芙佐[オビフサ]
1955年津田塾大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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