ハヤカワ文庫<br> 毒の庭

ハヤカワ文庫
毒の庭

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151001499
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

16世紀英国。幽閉中の王女エリザベスは、伯母が何者かに命を狙われていることを知り、密かに脱出した。が、駆けつけた直後、伯母は毒を盛られて殺されてしまう。哀しみのなか、男装して身分を隠したエリザベスは犯人を追うが、彼女の身辺にも危険な罠が!陰謀渦巻く時代、勇気と気品を兼ねそなえた若き日のエリザベス1世が、果敢に謎に挑む本格ミステリ。

著者等紹介

ハーパー,カレン[Harper,Karen]
英語教師を経た後、作家活動に入り、サスペンスやロマンス小説など数作を発表。1999年に刊行された本書は、王女時代のエリザベスI世を探偵役にしたユニークな本格ミステリとして好評を博した。エリザベスI世が活躍する本シリーズは「The Tidal Poole」(2000)がすでに刊行され、書評子から絶賛されている。現在、オハイオ州コロンバスとフロリダ州ネープルズに居をかまえている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

熊猫

6
読書会の課題図書の関連書籍として再読。 唯一覚えていたのが即位前のエリザベス1世が探偵役ということだけ。 今回再読してそれも宜なるかなと。 チューダー王朝の血生臭さが殆ど描かれておらず、毒殺されかかっているエリザベスが敵地に乗り込んだのに飲食物にあまり気を使っていないとか、伏線らしきものが全く回収されていないとか、犯人の内側に入り込んだ描写がないとか、まあ色々アレだった。 多分ここから発展させるつもりでいたんだろうけど、残念ながらこれ1作でシリーズの訳出が終わってしまったので中途半端な印象は拭えない。2015/03/19

しき

4
エリザベス王女、後のエリザベス1世が、自分を毒殺しようとしている犯人を探す物語。男装あり、お忍びあり、スリルありのハリウッド映画的エンターテイメントとしてはよかったけど、残念ながら『ブーリン家の姉妹』の面白さにはかなわない。どうやって犯人を倒すのかと思ったら・・・え!?そんなあっさり!?拍子抜けだった~。2011/04/23

viola

3
最近この著者がシェイクスピア関連のフィクション(原書)を出したと知り、検索かけてみたらこれがヒット。メアリー1世の治世でエリザベスがまだ王女の頃、叔母メアリー・ブーリンが毒を盛られて殺され・・・という推理小説。「女王探偵エリザベスⅠ世」ってださすぎだろう。翻訳があるのはこれのみですが、このエリザベス1世シリーズ(?)は続いているそう。よくある歴史エンターテイメントで、浅いなぁ・・。致命的なのが、エリザベスがイングランド、スコットランド、アイルランド女王にもなったという記述。スコットランドは違う!2011/12/13

ディプロドクス

0
伯母の毒殺者を追う若き日のエリザベス1世。謎ときというよりエリザベスの冒険。脇役のあの人は実は…になると思ったらならなかった。続編で明かされてたのかな。2016/07/13

まろんぐらっせ

0
これから読む人はまずあとがきから読まれた方がよろしいかと。この時代の背景と主人公エリザベスを取り巻く環境について説明してありますので、事態を把握してから読まれれば楽しい作品です。 2010/05/24

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