内容説明
若くして図書館の館長を務めるジョーダン・ポティートは、わが身の不運を嘆いた。自分の図書館で殺人事件が起き、その容疑者にされたのだ。被害者は、ジョーダンや彼の母親などの名前を記した奇妙なメモを持っていた。真相を探るため彼は調査を始めるが…複雑な謎と感動的なラストシーン。アガサ賞、マカヴィティ賞の最優秀処女長篇賞を受賞した話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
26
時間がかかったけれど割と良かったので次も読んでみよう。しかしこんな少ない人数の集合に秘密があり過ぎでは?セントメアリミードの犯罪率ほどじゃないけど(^^♪2021/05/13
にく
25
ユーモア溢れる文章が面白い。主人公がいいですねぇ。ドン・ガーツとのシーンは、「ちょっとショック受け過ぎじゃないか?」とも思いましたが、そのちょっとへたれなところも人間味があって良いです。続きが楽しみです。2011/02/08
にゃおこ
24
面白かった。 主人公が図書館長、最初の現場が図書館というだけで、本がミステリーに絡むのかな?という予想はハズレでした。 「もしあなたが図書館の1冊の蔵書なら、きっと彼女は借りっぱなしで返さないわよ」とか、秘密を人に漏らしたら今後新刊本を入れてあげない、とか言い回しのネタにはなってましたが。2021/05/02
kochi
24
テキサスの小さな町立図書館の館長ジョーダンは、所蔵本について利用者のベータと口論した翌日、彼女の死体を図書館で発見。しかも凶器には彼の指紋が...容疑者となったジョーダンは、嫌疑を晴らすために、にわか探偵となって独自の調査を始める。母親の介護のためにボストンでの仕事を辞めて故郷に帰ってきた心優しき図書館長を描いた記念すべき作者のデビュー作。美人で金持ちの助手や事件の推理に知恵を出す味のある図書館常連、そして主人公の家族など、シリーズで活躍しそうな個性派ぞろいで次作も楽しみ!2019/04/14
あや
11
【図書館】読みはじめは横文字の名前の羅列にこんがらがりましたが、入り込んだら面白い!次から次へと犯人候補が増えていくのもドキドキしますし、恋も友情も感動もあって、ラストはしんみり…。続編楽しみです。2010/11/10