内容説明
判事になったデボラは激務の間をぬって、貧しい家族のために家を建てる活動に手を貸していた。だが建築現場で姪が男に乱暴され、その男が何者かに撲殺された。死体を発見したデボラは事件に巻き込まれ、さらに次々と不可解な謎が。アメリカ探偵作家クラブ賞、アンソニー賞、アガサ賞、マカヴィティ賞を受賞した話題作『密造人の娘』に続くシリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuto Ue
10
デボラ・ノットシリーズ第二弾。新たに判事となったデボラと、その家族や周辺の人々との生活がいきいきと描かれる。ミステリーではあるが、本格的に事件が起こり、ストーリーが動き出すのは、半ば過ぎから。デボラの気持が、相反する内なる牧師と現実主義として表現されるのも楽しい。2017/11/13
Kitinotomodati
3
ボランティアで一軒家を建ててしまうコミュニティの力に感じ入りました。例によって主人公の兄弟が多くて混乱し、犯人探しなど二の次になる。でもアメリカ南部の生活を垣間見られ満足。2020/09/14
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
0
2000年10月20日