内容説明
えっ!わたしが大学の講師に?ミステリに関する豊富な知識を買われ、アニーは大学で講座を持たないかと誘われた。ちょっぴり不安はあったが、夫のマックスに励まされ、申し出を受けることに。が、大学でアニーを待っていたのは、学部内スキャンダルのからんだ殺人事件だった…。マカヴィティ賞最優秀長篇賞に輝く、謎解きミステリの人気シリーズ第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
64
アニーシリーズ第5弾。アンソニー賞にアガサ賞、3年連続で本作はマカヴィティ賞を受賞とは凄すぎる。日本推理作家協会賞に江戸川乱歩賞、このミス大賞を毎年受賞した様なものだ。アニーがミステリの講義を頼まれた大学で、教官のスキャンダルが大学新聞に載る。その教官は自殺してしまい、更には爆破事件が起こり殺人事件にまで発展してしまう。本作はきちんと推理が出来る様に、情報のまとめが記されており親切で解り易いと思う。勿論アニーより早く犯人を推理する事は可能だが、何より豊富なミステリの知識話、其だけでも楽しくて仕方がない。2017/10/13
ごへいもち
10
なんかごちゃごちゃしていてイマイチ。評価は低2012/02/16
AMBER
5
確かに“ミステリ講座の殺人”って題名にピッタリだけど、一番読みにくかったなぁ!なぁ~んかごちゃごちゃしちゃってるし(悲)「内容が掴みにくくてとらえどころがないですよねぇ~」とといたくなる気持ちを押さえつつ読み終わりました。アニーが講座を受け持ち大学で教鞭を取る所から始まるんですが、校内の人間関係、問題、その他もろもろで事件に結び付いていきます。正直最後まで犯人がわからず「どうなるんだろぉ~これは"!?」としか思えずじまいでしたぁ。ちょっとミステリ本のネタがちょいちょい多いせいかな?2015/03/30
efu
2
ミステリー的にはどうなんだろう?登場人物が多くてしかも容疑者がほとんど同一職業なので混乱しまくりでした。でも面白かった。三人の魔女にはついつい吹き出してしまい、本を置き、笑いの涙をふきふきやっと読み終わりました。それにしても三人の女流ミステリ作家はちゃんと読みたいですね。クリスティーは大体読んだけれど、他の二人はたぶん読んでないな~。探して読みたいです。2016/02/10
N.K
2
こういう話もビブリオ・ミステリと呼ぶのでしょうか? 構成はオーソドックスな素人探偵物。主人公はミステリマニアの本屋さん。基本的に主人公が得た情報は全て読者に開示されるので、解決編前に自分で推理をする事も楽しめます。 それに加えてこの作品の特徴と言えるのが、随所に溢れたミステリネタ!作家や作品は無論、探偵や作中の台詞まで物凄い密度で詰め込まれています。 個人的には主人公のお店に掲げられた5枚のイラスト…イメージイラストから作品のタイトルを答える。正解者には景品あり…がマニアの店っぽくて良かった。 これはシリ2015/12/15
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