内容説明
楽しみにしていたハネムーンもおあずけだった。ミステリ専門書店を経営するアニーとマックスの結婚式の当日、なんと町の嫌われ者が殺されたのだ。しかも、容疑者はアニーの親友イングリッド。アニーとマックスは新婚気分も返上で犯人探しに乗り出すが…。前作『舞台裏の殺人』に続き、二年連続でアンソニー賞を受賞した話題の本格ミステリ・シリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
49
翻訳第二弾(シリーズ第四弾)アニーはマックスと結婚式を挙げて、今日からハネムーンの筈だった。しかし夜中の0時に、親友のイングリッドから助けを求める電話が掛かり、二人で彼女の家に向かう事に。部屋は真っ暗で明かりを点けると、胸を剣で刺された男の死体が横たわっていて、彼女は何処にも居なかった。ミステリー専門店を営むアニーの推理と、他の作品の女性探偵に成りきってしまうヘニー婦人を中心に、魅力的なキャスト達の会話と本格の謎解きを堪能出来ます。前作にも増して物語の始まり方が、ミステリー好きならではの素晴らしさです。2015/02/21
AMBER
4
日本和訳が2作目と言うことでやっぱり翻訳されてない最初から読みたいものだ！と思わずにはいられない。ものまね、ミステリー好きのヘニーの最初の登場シーンとかが気になる。だって結構キャラ濃いし最初のシーンって登場人物には大切だし。まぁっそれはさておき、ついにハネムーンまで話は進み行く予定だったのに覗きやの老人が殺されてしまい延期に。またこの老人がありえないこと、こうやって秘密を握るやつは必ずと言っていいぐらいに死んじゃうんだよね～。2015/03/04
N.K
3
相変わらずのミステリウンチクの濃さが特徴的。 アメリカのとある島、そこにあるミステリ専門店「デス・オン・デマンド」の女主人アニーが、殺人容疑をかけられた親友のイングリットのために奔走する。結婚初夜でこんな騒ぎになるのが不幸すぎる…。 話自体はかなり練ってあるのだが、前述したミステリネタが濃すぎて、話の本筋に集中しにくい。ミステリマニアならさらっと流すか、チョイスしたネタを楽しむなどできるのだろうか？2016/11/27
