内容説明
ミステリ史に残る数々の名作・傑作を発表し、現代の作家にも大きな影響を与えたクリスティー。このミステリの女王の功績を讃えるため、ピーター・ラヴゼイ、ポーラ・ゴズリングら英国推理作家協会の実力派13人が結集して、彼女が活躍したミステリ黄金時代を舞台に短篇を書き下ろしました。古き良き英国探偵小説の楽しさに満ち溢れたクラシカルな短篇集です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
熊猫
3
ミステリの女王クリスティーを讃えるために、英国推理作家協会のメンバー13人が書いた小説アンソロジー。 老後の楽しみだったクリスティーを解禁したので、まずは外堀から…w クリスティーを知らなくても十分楽しめたけど、知っているともっと楽しいんだと思う。 それにしてもサイモン・ブレットw 自由すぎだろ。(パージェター夫人シリーズは大好き!)2014/06/04
madhatter
2
再読。推理小説のアンソロジーとしてよりも、それぞれの作家による黄金時代風俗の再現や、クリスティ作品の踏まえ方を楽しむべきであろう。故に、割に古めの雰囲気漂う作品が多く収録されている。昔懐かしい本格推理のエッセンスが凝縮されているとでも言うべきか(除サイモン・ブレット)。勿論本家には及ばないし、著者のクリスティ作品の理解に疑問をおぼえた作品もあるが、それなりに楽しめた。お気に入りは「メイハム・パーバの災厄」「ジャックは転んだ」「文学史のお時間」「こぞって楽しいひととき」「晩餐会の夜に」。2011/05/23
barcarola
0
良き時代の雰囲気たっぷりのアンソロジー(一部除く)。ではあるのだが、やっぱり読むのなら本家が良い。2017/02/11
がじゅ
0
期待外れ。それぞれの作者がクリスティ風にしたいのはわかるが、やり過ぎ感というか、なんというか…。「う〜ん」です。2015/06/29