内容説明
倒産寸前の音響メーカーに革命的な新スピーカーを売りつけた老人が殺された。殺人の現場は完全防音された実験室で、密室も同然の状況だった。しかも老人が何者であるのかを知る者はなく、犯人の動機さえわからない-投資会社の社長でやり手の父親と哲学者で世間知らずの息子の凸凹親子が不可能犯罪の謎に挑む、ハートウォーミングな本格派パズラーの好篇。
感想・レビュー
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百石
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妻を亡くしたお父さん(投資会社社長)と息子(手伝い兼哲学者)のかけ合いが微笑ましい! 親子の推理も息ぴったり。/物語後半、お父さんが「超々ドライのマティーニをダブル」で「一気に飲みほした」という描写が(笑)。「ほんの一杯やっただけ」って!2011/02/12
sezmar
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……10年以上本棚に眠っていた本。この度めでたく消化。投資会社を運営する父親と哲学を学んだ息子。投資先のスピーカー制作会社で起きた殺人事件を追う話。犠牲者は会社に新開発スピーカーを持ち込んだ発明家。完全防音された密室でどのように、なぜ殺されたかを探る王道的展開。血液型の話がちょっと出ていたのが意外。2011/01/07
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