内容説明
名家の生まれだが貧乏暮らしのミス・メルヴィルは、突然唯一の収入源である美術教師の職を失ってしまった。これでは生活していけない―彼女は自殺を決意した。ところが…ひょんなめぐり合わせでフリーの殺し屋にとらばーゆしてしまったオールド・ミスの危険な仕事の数々を、現代ニューヨークを舞台に描く話題のシリーズ第1弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
12
なんかいきなり殺し屋やる事になっちゃったおばちゃんのお話。って書くと身も蓋もないけど、パーティーもぐりから自殺のはずが殺し屋になってみたり、弟ができちゃったり楽しく読めるシリーズですよね。この想定がやっぱ刷り込まれてるんであれです(w2013/10/28
イエローバード
7
ニューヨークの名家の生まれだが、40代半ばの今、貧乏暮らしを余儀なくされているミス・メルヴィル。いよいよ経済的に追い詰められ、自殺を考えるが、ひょんなことから殺し屋にスカウトされ……。最後まで予測のできない展開に加え、我儘なブルジョワマダムたちや怪しげなパーティもぐりなどのわき役もハチャメチャで楽しい。なによりお洒落な訳文にノックアウト。続編も読みたい。2024/04/06
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
2
かなり以前から存在に気づいていながら未読だったミステリーをGWに車中で読む。文庫本カバーイラストのフォーマルドレスで拳銃を構えようとするメルヴィルの姿が当に物語そのものを描いていました。何故殺しを請け負わなくてはいけないのか等と野暮な事を言ってはいけない。そこに拳銃があって撃って見るのが有りだと思えたからでしょうか。ユーモアミステリーといえば良いのかな、フワッとした読後感も良かったですが次作では探偵に成り代わるようなので、そちらも楽しみにしてみます。 2023/05/03
のんき
0
表紙のさべあさんには申し訳ないけど、ミス・メルヴィルはもうちょっと若いはず…(笑)