内容説明
風光明媚な町バースに住むルンギ一家は親子三代にわたる名探偵。頑固な親父さんに、それをなだめる優しいママ。長男は放蕩者で、長女は目下不倫中の困り者だが、次男とその美貌の妻が探偵事務所をきっちり運営する。もちろんやんちゃざかりの二人の孫たちも大活躍だ。そんな彼らのもとに、近所の主婦が来て台所洗剤が「おもわぬ場所」にずれているので調べてくれという変な依頼が…。みんなで楽しめる家族団欒ミステリ。
著者等紹介
田口俊樹[タグチトシキ]
1950年生、早稲田大学文学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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sena
8
親子三代にわたる探偵一家。洗剤の置き場が変わっていないという主婦の依頼を受けた。些細すぎる事件に、長男、長女の恋愛模様、孫の秘密と様々なエピソードを盛り込みながら、きちんとまとまった大団円でした。2015/06/24
あら
7
イタリア系イギリス人の8人家族の仕事は探偵業。風光明媚なバースに住居兼事務所を構えるのだが自然よりもイタリア料理の食卓の描写の方が多めだしそそられる。登場人物の中にエキセントリックなキャラクターは居ない。人物紹介欄には家族含めて21人。それ以外にも何人も登場する。ゆっくり時間のある時に読むのに向いてる本だと思った。伏線は回収されていくのでとっ散らかった印象はない。2025/03/14
じょじょ
7
残念。私には合わなかった。やっぱりイギリスは私には合わないのかなぁ。価値観がことごとく合わない。2022/09/29
ASKA
4
事件パートと食卓パート。家族仲がよいのは良いことです。心配なのに近すぎて聞けない、というのはわかる気がします。2009/08/13
きゆすやいかさ
2
結構理想的な家族じゃ〜? それで良いんじゃ〜?2018/04/04