内容説明
あれは事故じゃない。あいつがやらせたんだ―老人はそう言って絶命した。保安官のマットに告白したいことがあると電話をしてきた直後だった。未亡人によると、老人はハロウィーンの時期になると何かに怯えていたという。老人の言葉の謎を追うマットは、30年前の恐るべき事実に突き当たる。さらにハロウィーンの当夜、仮装姿の惨死体が!サスペンスとロマンスを盛り込んだブラックウォーター・ベイ・シリーズ第二作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
33
30年前の事故が発端となった殺人事件。過去の殺人が新たな殺人を現在に生み出したということですね。毎年ハロウィーンが近づくと保安官が怯えるくらいですから。仮想姿の無惨な死体が発見されるに及び、事件が意外な方向性へと誘われていくのにハラハラさせられました。割り切れなさは残るものの、サスペンスとして面白い作品です。2024/10/31
Kitinotomodati
2
今読むに最適だと思ったけど、アメリカ五大湖沿岸の冬は早い。ハロウィーンが終わると、すぐ雪が降ってきた。これこそコージーミステリ!脇役たちが良いキャラクターなので、続編に登場してくれるとうれしい。2020/10/16
mercury
2
30年前の事故死(?)が発端となった殺人事件。登場人物が多くて最後まで覚えきれない人もいた。シリーズ二作目だそうだが、小さな観光地でこれだけ人間関係が入り組んでいればさぞいろいろ事件が起こるだろう。ミステリーとしてはいまいち。作家を確認したほど。準レギュラーの色恋盛り上げ過ぎなのも何だか……それは良いから話進めてと思ってしまった。2014/11/10
ブル-ス
0
結局厄介者が死んでみんなで口をつぐんでいたのに暴かれちゃって。誰も得しないしなんだったの?でもねこの割り切れなさがゴズリングの世界にはまっちゃう原因かも。ミステリーとして上質じゃなくてもいいんだよ。2015/04/06